ローズの香りを思わせるローズゼラニウム精油。
私も大好きで、いつもそばに置いている精油です。
ローズゼラニウム精油は、女性に嬉しい効果もたくさん。こころや体、お肌への効能や、簡単に作れる化粧水のレシピなど、おすすめの使い方もご紹介します。
もくじ
ローズゼラニウムってどんな花?
かわいいピンクの花を咲かせるローズゼラニウム。
別名は、ニオイテンジクアオイ(匂天竺葵)です。
フウロソウ科の常緑性低木で、原産は南アフリカ。
ゼラニウムの品種はとても多く、約280種もあると言われています。
日本には江戸時代末期にオランダ船で渡来しました。
春から初夏にかけて開花する花で、丈夫で育てやすく、ガーデニングでも楽しめます。
ローズゼラニウム精油は、アロマテラピーでも代表的な精油として利用されています。
水蒸気蒸留法で作られる精油は、バラのような香りがあり、私も大好きな精油です。
ローズゼラニウム精油について
ローズゼラニウム精油は、ローズの香りを思わせるフローラル系。甘さのなかに、ミントのような爽やかでスパイシーさもあり、スイート&ハーバルといった香りです。
科名:フウロソウ科
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:花、葉、茎
ノート:ミドルノート
原産地:南アフリカ
主な成分:シトロネロール・ゲラニオール・リナロール
ローズゼラニウム精油はとてもバランスのとれた精油で、気持ちをやさしくしてくれたり、体やお肌にも様々な効能があるんですよ。
ローズゼラニウム精油の効能
ローズゼラニウム精油のやさしい香りは、心やホルモンのバランスを整えてくれるほか、お肌や頭皮の皮脂のバランスを調整してくれるなど、効能がとっても多い精油です。
こころとからだへの効能
ローズゼラニウム精油には、女性ホルモンを調整する作用があり、やさしい香りが不安定な気持ちや緊張、イライラをやらわげ、穏やかで明るい気持ちにしてくれます。
自律神経やPMS、更年期障害などのホルモンバランスの乱れによる症状にも有効とされ、女性にとって嬉しい精油です。
血流をよくする効果もあり、マッサージにもおすすめ。私は馬油にローズゼラニウム精油を1滴たらして、脇や鎖骨のリンパマッサージをしています。
利尿作用もあり、体内の老廃物や毒素の排出を促してくれるので、むくみの改善にもよいですし、血行をよくしてくれるので、冷え性の方にもおすすめです。
神経バランス作用
リンパうっ帯除去作用
デトックス作用
利尿作用 etc.
お肌への効能
ローズゼラニウム精油は、美肌効果も期待できます。
皮脂バランスを整えてお肌の老廃物を除去してくれたり、収れん作用でお肌を引き締めてくれる効果、またすぐれた抗炎症作用により、ニキビになどトラブルの改善にも役立ちます。
お肌を柔らかくする作用もあるので、お顔のマッサージのほか、かかとやひざなど気になる角質にもよさそうですね。
皮脂バランス調整作用
収れん作用
抗炎症作用
皮膚軟化作用 etc.
ローズゼラニウム精油には、ご紹介した以外にもたくさんの効能があります。生活の様々な場面に取り入れて活用したい、おすすめの精油です♪
ローズゼラニウム精油の使い方
ローズゼラニウムの香りは、気持ちをリラックスさせてくれるやさしい香り。
疲れた気持ちをやわらげてくれたり、落ち込んだ気持ちを元気にもしてくれますよ。
アロマランプやディフューザーで香りを楽しんだり、アロマバスもいいですね。
リンパトリートメントやマッサージに使ったり、ヘアケアやスキンケアにも使えます。
ローズゼラニウム精油を使って、こころとからだ、お肌のバランスを整え、リラックスしたやさしい時間を過ごしてみてください♪
今回は、簡単な保湿化粧水の作り方と、ルームスプレーの作り方をご紹介します。
ローズゼラニウム化粧水の作り方
植物性グリセリンを使った、保湿効果のある簡単な化粧水のレシピです。
ローズゼラニウムとラベンダーは、普通肌・乾燥肌・脂性肌どの肌質にも合う精油。
もちろんすきな精油とブレンドしてOKです。
精製水:45㎖
植物性グリセリン:2.5~5㎖
ローズゼラニウム精油:3滴
ラベンダー精油:2滴
fa-heart作り方
1 容器にグリセリンと精油を入れてよく振り混ぜる
2 精製水を加えてよく混ぜる
3 使用する前によく振って使う
※必ずパッチテストをして使ってみてください。
※冷蔵庫に保存し、2週間で使い切るのが理想です。
化粧水の作り方はこちらの記事もどうぞ。
グリセリンを使わないレシピや、容器についてもご紹介しています。
ローズゼラニウムのルームスプレー
スプレー容器に材料を入れて混ぜるだけで、とっても癒されるルームスプレーができます。
好みの精油をブレンドして作ってみてくださいね。
精製水:40㎖
無水エタノール:10㎖
好みの精油:15~20滴
fa-heart作り方
1 容器に無水エタノールと精油を入れてよく振り混ぜる
2 精製水を加えてよく振り混ぜる
3 使用する前によく振って使う
私は、ローズゼラニウム10滴に、ラベンターとクラリセージを5滴ずつブレンドしています。
最近、寒暖差による自律神経の乱れが気になるので、部屋中にシュッシュしてます。
使用上の注意点は?
ローズゼラニウム精油は、アロマオイルのなかでも比較的強い作用のある精油です。
女性ホルモンを調整する作用があるため、妊娠中の使用は避けましょう。
精油全般に言えることですが、基本的に原液をそのままお肌に利用することはできません。
ローズゼラニウムと相性がよい精油
精油は、ひとつの香りでもとても癒されますが、ブレンドする楽しみもあります。
ローズゼラニウム精油と柑橘系・フローラル系・ハーブ系の香りとは、特に合わせやすくておすすめです。
ベルガモット・グレープフルーツ・シトロネラ・レモン
フローラル系の精油ラベンダー・ローズ・ジャスミン
ハーブ系の精油クラリセージ・スペアミント・ローズマリー
これらの精油のブレンド相性は一例です。
ご自分が好き!と感じる精油の組み合わせを見つけてみてくださいね。
おわりに
ローズゼラニウム精油は、ローズ精油よりもお手頃で効能もたくさんある精油♪
やさしい香りでリラックス効果や自律神経を整えてくれる作用があるので、ストレスがたまったり気持ちが落ち込んだときには、ぜひ香ってみてくださいね。