
お肌のコラーゲンは、30代で40%減、50代では20%以下にまで減少すると言われています。
でもでも心配ご無用!
酒粕には、コラーゲンを増やしてくれる嬉しい成分が含まれているんです。
酒粕の一日の摂取量や甘酒をいつ飲むか?など、コラーゲンアップに効果的な方法をご紹介します。
コラーゲンを増やすα-EG
α-EGとは、日本酒に含まれている旨み成分。
α-エチル-D-グルコシドと言います。
このα-EGという成分が、ヒトの皮膚真皮層のコラーゲン量を増やすのだそう。
これは、金沢工業大学の尾関健二先生の研究室と、株式会社車多酒造の研究グループによって、世界で初めて実証されました。
α-EGは、日本酒だけでなく、日本酒のしぼりかすである酒粕にも多く含まれています。
この酒粕を日常的に摂取することで、お肌の線維芽細胞に直接働きかけ、コラーゲンの増殖を促進させてくれるのです。
α-EGは加熱してもよい?
酒粕は温めて使うことが多いので、加熱してもα-EGの効果があるのか気になりますよね。
答えは、α-EGは加熱しても大丈夫。
α-EGは熱に強く、加熱しても効果が変わりませn。
加熱OKなら、ホットの酒粕や、料理にも安心して使えますね。
酒粕をいただく定番は、甘酒や粕汁ですよね。
毎日いただくお味噌汁に、酒粕をちょい足しするのもおすすめです。
カレーやシチューなどの煮込み料理に、隠し味として酒粕を加えると、旨みもアップして美味しいですよ。
酒粕の一日の摂取量は?
コラーゲンを増やすために必要な酒粕の一日の摂取量の目安は50gです。
酒粕は、大さじ山盛り1杯が約25g。
50gは、だいだい大さじ山盛り2杯分です。
甘酒にして飲む場合は、一日200㎖が適量です。
酒粕は、冷凍保存ができます。
小分けしておくとすぐに使えて便利ですし、冷凍してもカチカチには凍りません。
季節によっては店頭にない時もあるので、私も常に冷凍庫に常備しています。
どのくらい続ければ効果が出る?
甘酒や料理にも使いやすい酒粕ですが、毎日続けるのはなかなか大変ですよね。
どのくらい続ければ、コラーゲンアップの効果がでるのでしょうか?
尾関先生によると、酒粕甘酒を1週間飲むことで、細胞レベルで活性化され、コラーゲンが増えるそうです。
また、嬉しいことに、その効果は1ヵ月続くとのこと。
毎日続けるのは難しくても、一週間なら頑張れそうですね。
酒粕甘酒は、肌細胞が作られる夜に飲むのがおすすめだそうですよ。
酒粕入りミルク甘酒の作り方
甘酒には、米麹を使ったものと酒粕を使ったものの2種類あります。
酒粕を使った甘酒の作り方はとっても簡単。
今回は、私がいつも飲んでいるミルク甘酒の作り方をご紹介します。
酒粕 50g
牛乳 150~200㎖
砂糖 適量
作り方
➀酒粕に少量の水をふってレンジにかけ、やわらかくねっておく。
➁あたためた牛乳に酒粕を加えてよく混ぜる。
➂好みで砂糖を加える。
コラーゲンの生成に必要な栄養素
コラーゲンの生成には、ビタミンCが欠かせません。
ビタミンCが足りなければ、お肌の弾力やハリがなくなり、関節も弱くなってしまいます。
コラーゲンを体内で効率よく作るために、ビタミンCもしっかり意識して摂りたいですね。
粕汁にじゃがいもやキャベツ、ブロッコリーなど、ビタミンCを多く含む野菜を入れるのもおすすめ。煮汁に溶け出したビタミンCを残さずいただきましょう。
おわりに
もともと酒粕が好きで、いつも冷凍庫に常備していましたが、コラーゲンを増やしてくれる効果があるのは嬉しいですね。
しかも、1週間酒粕甘酒を飲めば、1ヵ月も効果が継続するなんて!
甘酒も美味しいですし、酒粕は料理にもちょい足ししやすいので続けられそうです。
また、酒粕はコラーゲンを増やしてくれるだけでなく、血流をアップし冷え性の改善にも効果があるそうなので、気になる方はぜひ酒粕を摂り入れてみてくださいね。