初夏になると出回る、甘くてみずみずしいびわ。
旬がとても短いので、本格的な夏がやってくる前に味わっておきたいフルーツです。
皮を剥いたり、大きな種があったり、すこし食べにくいびわですが、上手に剥く方法やおいしく食べるコツ、アレンジレシピもご紹介します。
びわの剥き方
びわは、外側の薄い皮を剥いていただきます。
デリケートなくだものなので、強く押したりせず、やさしく剥いてみてくださいね。
びわは、皮を剥いたらそのままかぶりつくのも◎
ですが、今回は2つ割りか4つ割りにしていただく剥き方をご紹介します。
2 おへそに一本 or 十字の切り込みをいれる
3 手でやさしく2つ or 4つに割りひらく
4 種のまわりの薄皮をスプーンで取りのぞく
5 おへそのほうから皮を剥く
外側の皮は、最後に剥くのがコツです。
ヘタからよりもおへそからのほうが剥きやすいです。
2つ割りにするときは、アボカドを切るような感じで、ひねって割ってもOKです。
びわの変色を防ぐには?
びわは、カットしたらすぐに食べるのが一番。
切ると、茶色く変色していってしまうんです。
食べる直前に剥くのがおすすめですが、
すぐに食べない場合は、リンゴのように塩水につけたり、レモン水に浸けて色止めをします。
レモン汁をかけるのもよいですね。
びわの保存方法は冷蔵?常温?
びわは、長期保存には向かないくだもの。
おいしくいただくには、どのように保存すればよいのでしょうか。
風通しのよい、涼しい場所で保存しましょう。
長く置いておくと傷みやすいので、購入後は2、3日以内には食べるようにしたいですね。
野菜室に入れてもよいのですが、びわは冷やしすぎると風味が落ちてしまいます。冷たいのを食べたいときは、食べる前に数時間冷やすとよいかも。
また、種をとってカットしたものを冷凍保存しておくこともできます。
冷凍びわを使ったスムージーはおすすめですよ。
びわを使ったアレンジレシピ
びわの長期保存として、ジャムにするアイデアもありますが、暑い季節なので、さっぱりしたひんやりデザートにしていただきましょう。
びわのスムージー
冷凍したびわとマンゴーを合わせたスムージーです。
フルーティーで冷たくて、暑い夏にぴったりですね。
びわとマンゴーのスムージー by maiスムージー
牛乳やヨーグルトを加えてみたり、
ほかのフルーツにアレンジしてもおいしそうです♪
びわのゼリー
旬のびわがゴロッと入った涼しげなゼリーです。
アガーを使った、ふるふるのとろける食感です。
初夏の味✿びわゼリー by kaiko子
アガーは、ゼラチンと寒天のあいだのプルッとさ。
常温でも型崩れしないので、夏場にはおすすめです。
(ゼラチンは25℃くらいで崩れてしまいます)
びわのコンポート
レモン果汁とミントで作るさわやかなコンポート。
ライチリキュールを加えたオトナのレシピです。
びわのハニーミントコンポート by 勇気凛りん岸田夕子
夏の暑さや疲れを癒してくれそうなレシピですね。
コンポートは長期保存にも向いています。
おいしいびわの見分け方
最後に、おいしいびわの見分け方をご紹介します。
新鮮でおいしいびわには、うぶ毛とブルームが残っています。果皮にはハリとツヤがあり、ヘタがしったりしているもの、色鮮やかなオレンジ色をしたものを選びましょう。
ブルームとは、ぶどうなどにも付いている白い粉のこと。この果粉には鮮度を保ったり病気を予防する働きがありますが、びわのブルームは袋がけのときに取れている場合もあります。
びわは、表面がツルツルしているものより、うぶ毛があるものを選んでみてくださいね。
おわりに
初夏から梅雨のころ、おいしい旬を迎えるびわ。
夏の訪れを感じさせてくれる、この季節だけの特別なくだものですよね。
皮が剥きにくかったり、種が大きかったり、すこし食べにくいところもありますが、旬のびわをおいしく上手に食べて楽しみましょう。