熱中症予防には甘酒!飲むタイミングはいつ?麹と酒粕どっちの甘酒?

熱中症予防には甘酒が効果的と言われていますよね。
甘酒には、米麹とご飯を発酵させて作るものと、酒粕から作られたものの2種類あります。
熱中症の予防として飲む場合は、どちらがよいのか。
また、飲むタイミングはいつがよいのでしょうか。

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熱中症予防に甘酒がよいのはなぜ?

飲む点滴と呼ばれるほど、栄養たっぷりの甘酒。
昔から庶民のあいだで暑気払いに飲まれてきた甘酒は、俳句の夏の季語にもなっています。

アミノ酸やブドウ糖、オリゴ糖、ビタミンB群などなど、栄養の宝庫と言える甘酒ですが、なぜ熱中症予防によいと言われているのでしょうか。

塩分と糖分が一緒に摂れる

熱中症予防には水分補給や塩分摂取が必要です。

このとき、糖分も一緒に摂取することで、水分や塩分の吸収が促進されます。

甘酒の甘みは、お米の持つやさしい甘み。
すこし意外ですが、甘酒には塩分もちゃんと入っていて、米麹甘酒100㎖あたり60㎎のナトリウムが含まれているんですよ。

このように甘酒は、水分補給と塩分・糖分の摂取が一緒にできるのがよいところ。また、汗をかいたときに、塩分と一緒に排出されるカリウムなどのミネラルも、すこしですが甘酒から摂取することができ、熱中症予防の水分補給にぴったりの飲み物なんです。

アミノ酸とビタミンが一緒に摂れる

甘酒には、ブドウ糖が豊富に含まれています。
でんぷんが分解されたブドウ糖は、速やかに体に吸収され、エネルギーとなってくれます。

ブドウ糖が多く含むことから甘酒は飲む点滴と呼ばれていますが、もうひとつ、アミノ酸とビタミンが一緒に含まれているところも、飲む点滴と言われる理由です。

たんぱく質を構成している20種類のアミノ酸のうち、9種類は体内で合成できません。これを必須アミノ酸と呼び、食物から摂取する必要があります。

甘酒には、この9種類の必須アミノ酸がすべて含まれていて、疲労回復効果が期待できます。

同じく疲労回復に効果的なビタミンB群も甘酒には豊富アミノ酸の効果を高めるビタミンB1・B2・B6なども一緒に摂取できることから、熱中症予防の高い効果が期待できるんですね。

熱中症予防には米麹甘酒?酒粕甘酒?

甘酒には、米麹甘酒と酒粕甘酒の2種類がありますが
どちらが熱中症予防に効果的なのでしょうか。

夏バテや熱中症予防に効果的なのは米麹甘酒です。

米麹甘酒は、米麹と炊いたご飯を合わせ、発酵させて作ったもので、アルコール度数は0%。お酒を飲めない人や子どもでも、安心して飲むことができます。

 
もちろん酒粕の甘酒にもうれしい効果がたくさん
目的に合わせて、飲みわけてみてくださいね。

それでは、熱中症対策として米麹甘酒を飲む場合、いつ飲めばよいのでしょうか。

甘酒を飲むタイミングはいつ?

お米のでんぷんが分解されてできたブドウ糖。
甘酒に20%も含まれているブドウ糖は、脳を動かすために必要なエネルギー源となります。

そのため、米麹甘酒は朝飲むことで、脳や体が活性化し基礎代謝もUP。すぐに体に吸収されてエネルギーとなり、暑い夏も元気に過ごすことができますよ。

また、ブドウ糖は、暑さによる疲労や、落ちてしまった体力の回復も助けてくれます。

米麹甘酒の効果的な飲み方は?

お米からできた甘酒は、忙しい朝や、食欲が落ちているときにの朝食代わりにも◎
私のおすすめの飲み方はたんぱく質を合わせること。

 
たんぱく質から作られる筋肉には、水分を保持する役割もあります。熱中症による脱水症状の予防にも効果的だし、夏に負けない体力づくりにもたんぱく質はとても大切な栄養素です。

たとえば、甘酒に豆乳や牛乳をプラスして、甘酒に足りないビタミンCをフルーツなどで補えば、熱中症予防にさらに効果的ですね。

 
たんぱく質やビタミンCなど、熱中症予防に効果的な5つの栄養素や成分は、こちらの記事にまとめています。よかったら参考にしてみてください。

おわりに

熱中症予防に効果的なのは、米麹でできた甘酒。
甘酒に豊富なブドウ糖がエネルギー源になるので、飲むタイミングは朝がよさそうですね。

一昨年の夏に、熱中症になってしまった私・・
それから毎朝一杯の米麹甘酒を続け、去年の夏は元気に乗り越えることができました。
効果も感じているので、熱中症対策のひとつとして、米麹甘酒はおすすめですよ。

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