巻き寿司を作ろうと思って買った焼き海苔。
半分くらい使ったあと、ちゃんと乾燥剤も入れて保存しておいたのに、次に使おうと思った時には湿気ていた・・ということはありませんか。
海苔はとにかく湿気に弱いので、保存方法がとても大切です。
保存方法がよくないと、風味が落ちるだけでなく、海苔の栄養成分まで少なくなってしまうそうです。
今回は、湿気た海苔をパリパリに復活させる方法や、湿気た海苔の活用法、また、海苔の保存方法についてご紹介したいと思います。
もくじ
湿気た海苔をパリパリにする方法
ガスコンロの火であぶる
私がいつもやっている方法ですが、火の上で海苔を数回ヒラヒラとあぶります。
水分が飛んで、海苔がパリパリになりますよ。
湿気てない海苔も、使う前にサっと火であぶると、風味も引き立ち一層美味しくなります。
くれぐれもやけどしないことと、海苔が燃えないように気をつけてくださいね。
電子レンジでチンする
お皿の上に海苔を1枚乗せて、レンジで30秒加熱します。
パリパリになっていなかったら、10秒ずつ様子を見ながら加熱。
こちらも、水分が飛んでパリパリになります。
ほかにも、オーブンやトースター、フライパンを使う方法もあるようです。
いずれも、海苔が焦げないように、数秒ずつ加熱して、水分を飛ばしてみてくださいね。
もしも、海苔がくっついてしまって、どうにもならない場合は、いさぎよく料理にリメイクしてしまいましょう。
まずは、定番の「佃煮」の作り方からご紹介しますね。
湿気た海苔の活用法
海苔の佃煮の作り方
焼き海苔 5枚
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ2
みりん or 砂糖 大さじ1
作り方
1. 細かくちぎった海苔と水1Cを鍋に入れ、10分くらいふやかす。
2. 鍋を火にかけて煮立たせ、調味料を加える。
3. 時々ヘラで混ぜながら、中火で10分くらい煮る。
水分が飛んだらできあがりです。
途中で水分が足りなくなったら、水を足します。
甘さは好みで調節してくださいね。
私は、仕上げにハチミツを加えたりします。
白ごまを混ぜても美味しいですよ。
おすすめは、わさび。一気に大人の味になります。
佃煮の粗熱が取れてから、練りわさびを適量加えてみてくださいね。
その他の活用法
佃煮にする以外にも、湿気た海苔はいろんな料理に使えます。たとえば・・
お味噌汁に入れる
卵焼きに入れる
ぞうすいやリゾットに入れる
青菜と一緒に炒める
パスタソースにする
どの料理も、焼き海苔をちぎって加えるだけ。
パスタソースは、海苔の佃煮を作る要領で、水分多めな感じで海苔のソースを作り、ゆでたパスタを加えて、ソースを吸わせるようにからめます。
ほかにもいろいろな料理にリメイクできそうですね。
海苔の保存方法について
もし海苔が湿気てしまっていても、いろんな料理に使えるなら、まぁいっかと思ってしまう私ですが、それでも、なるべく湿気ないように保存したいですよね。
ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫へ
残った海苔は、乾燥剤と一緒にジッパー付きの保存袋に入れておく。
というのは、みなさんもされていると思いますが、さらに冷蔵庫で保存するといいですよ。
乾燥している冷蔵庫のほうが、海苔の保存にはおすすめです。もちろん冷凍庫でもOK。
袋の中の空気を出来るだけ抜いてから、口を閉めます。
また、乾燥剤はシリカゲルではなく、市販の焼き海苔にも入っている石灰乾燥剤が◎
袋がパンパンにふくらんでいたら、もう吸湿能力はないので、気をつけて見てみてくださいね。
冷蔵庫から出して開封する際は、常温に戻してから袋を開けてください。
冷えたまま開ける、湿った空気が袋の中に一気に入り込み、結露が発生するため、海苔が湿気る原因となります。
海苔専用の保存ケースに入れる
こんな便利なものがあるとは!全形の海苔がそのまま入る、海苔専用の密閉容器です。
縦型で自立するので、場所もとらず収納もすっきりしますね。安心の日本製です。
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海苔保存用のアルミ袋に入れる
最近は、スーパーでもアルミの袋に入った海苔も売っているようですね。
海苔を袋で保存する場合、最も適した材質はアルミの袋なんだそうです。
空気を通さないアルミ袋は防湿効果が高く、ジッパー付きのアルミ袋に石灰乾燥剤と一緒に入れて保存すれば最強ですね。
また、長期保存する場合は、アルミ袋に入れて冷凍保存すると、美味しさを保つことができるそうです。
こちらも、開封する際は、常温状態に戻してから袋を開けてくださいね。
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さいごに
とにかく湿気に弱い海苔。「開けたらすぐ閉める!」を心がけ、全部使いきれない時も、保存方法に気をつけて、美味しくいただきたいですね。
海苔の保存には、アルミの袋が適しているというのも勉強になりました。
それでも、もし湿気てしまっても、いろいろな料理に使えるので安心ですね。
湿気た海苔があったら、まずは海苔の佃煮からぜひ試してみてください♪