雪どけのしずくのように凛と咲くスノードロップ。
フリルのような可愛らしい花をしたスノーフレーク。
どちらもすずらんにようにうつむき加減に咲く、真っ白で可憐な春の花です。
名前も雰囲気も似ているスノードロップとスノーフレークの違いをまとめてみました。

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スノードロップはどんな花?

スノードロップは、ヒガンバナ科の球根植物。
和名は待雪草(マツユキソウ)といい、雪どけのころに咲き始め、春を告げる早春の花です。

スノードロップSnow drop
科 属 : ヒガンバナ科ガランサス属
学 名 : Galanthus
英 名 : snow drop
開花期 : 2月~3月
草 丈 : 10~20㎝
原産地 : 東ヨーロッパ

まさに雪がしずくになったようなスノードロップ。

スノードロップという名前は、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパの女性に人気のあった、涙のしずく型の真珠のイヤリングに由来しています。

学名のガランサスは、ギリシャ語のミルクと花を意味する言葉を合わせたもので、まるで白い妖精のような清楚で可憐な花を咲かせます。
 

スノードロップの花は、3枚ずつの長い外花被と短い内花被を持つ六弁花を持ち、日が当たるときに花を咲かせ、夜になると閉じる性質を持っています。

すずらんのように、うつむき加減に小さな白い花を咲かせますが、スノードロップには内側の花弁に緑色の斑点模様があります。また、一本の花茎に一輪の花が咲くのも特徴です。

そして、すずらんに似ていてよく間違われるのが、次のスノーフレークという花です。

スノーフレークはどんな花?

スノーフレークも、ヒガンバナ科の球根植物。
別名スズランスイセン(鈴蘭水仙)とも呼ばれ、大待雪草という和名もあります。

スノーフレークSnow flake
科 属 : ヒガンバナ科スノーフレーク属
学 名 : Leucojum aestivum
英 名 : summer snow flake
開花期 : 3月~4月
草 丈 : 20~30㎝
原産地 : 中部ヨーロッパ

原産地であるヨーロッパでは、日本と違って7月から8月ごろに花を咲かせることから、サマー・スノーフレーク(summer snow flake)と呼ばれています。

学名のLeucojum(レウコユム)は、ギリシャ語で白いスミレを意味し、白い花色とスミレのような香りがすることに由来します。

スノーフレークには、3月から4月に咲く春咲き品種のほか、オータムナリスなど、アキス属に分類される秋咲きスノーフレークもあります。
 

ベルのような形の花を咲かせるスノーフレーク。

可愛いフリルのような花弁の先端ひとつひとつに、緑色の斑点模様があるのが特徴。また、スノーフレークの草丈は、スノードロップやすずらんよりも高くすっとしています。

スノーフレークは、スノードロップが咲き終わる3月ごろから咲き始めます。

 
真っ白で繊細なイメージのすずらん、スノードロップ、スノーフレーク。
どの花も育てやすいですが、土を選ばずどこでも育つのはスノーフレークと言われています。
 

スノードロップとスノーフレークの違い

よく似た雰囲気のスノードロップとスノーフレーク。

どちらもヒガンバナ科の球根植物ですが、分類上は異なる属の花なんですね。
小さな花ですが、よく見ると花びらや花のつき方、草丈が違い、開花期にも差があります。

花の形と草丈の違い

まずは、花びらや花の形、草丈の違いから。

スノードロップは、3枚ずつの長い外弁と短い内弁の六弁花で、内花被には緑色の斑点が。
草丈は10~20㎝の小さな花で、1本の花茎に1輪の花を咲かせます

 

スノーフレークの花は、すずらんのような釣鐘型で、可愛いフリルのように広がる花びらの先には、緑色の水玉模様。草丈は30~40㎝と高く、1本の花茎に数輪の花をつけます
 

スノーフレークは、すずらんに似た花と、水仙に似たすらりと細長い葉をしていることから、別名スズランスイセンと言われます。

特に、すずらんの花に似ていることからよく間違えられますが、スノーフレークはすずらんより背も高く、花もすこし大きめです。

ちなみに、すずらんの花と葉はこんな感じ
 

葉っぱはチューリップのように幅広です。

とても可憐な花姿をした私も大好きなすずらん。
こんなに可愛いのに、すずらんには、花や葉、花粉、地下茎などすべてに毒があるんですよ。

スノードロップとスノーフレークにも、アルカロイド類の毒があるので、育てるときには注意が必要です。

開花期の違い

雪の寒さのなかでも凛と咲くスノードロップ。
そして、可愛らしい雰囲気のスノーフレーク。

どちらも春に咲く真っ白で可憐な花ですが、咲く時期に違いがあります。

スノードロップの開花期は、2月から3月。
スノーフレークの開花期は、3月から4月。
 

雪のしずくという名のスノードロップは、雪どけのころに咲きはじめ、スノードロップが咲き終わるころになると、今度はスノーフレークが咲きはじめます。

スノードロップとスノーフレークが春を告げてくれると、季節は春本番へと移ろいます。

4月に入り桜の便りが聞こえてくると、幸せを運んでくれるすずらんも咲きはじめますよ♪

おわりに

すずらんに似たスノードロップとスノーフレーク。

どちらも真っ白で可憐な花ですが、花姿や咲き方にはそれぞれの特徴があり、春のバトンを渡すように、開花期にも差があるんですね。

春の訪れを告げるスノードロップとスノーフレークは、どちらもたくましく育てやすい花。秋に球根を植えると、冬を越し、春にはとっても可愛らしい花を咲かせてくれますよ。

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