甘酒は飲む点滴と言われ、昔から夏の飲み物として親しまれてきました。
米麹から作られる甘酒は、特に免疫力アップや体力回復に効果があるそう。
夏だけでなく、まだまだ続く寒い季節の風邪対策や、インフルエンザ予防のためにも、甘酒を効率的に飲んでみませんか?
今回は、米麹甘酒の栄養素をより効果的に摂取できる飲み方についてご紹介します。
米麹甘酒の特徴
甘酒には、米麹から作られるものと、酒粕を使って作るもの、2種類の甘酒があり、含まれる栄養や効果もそれぞれ違います。
今回ご紹介する米麹甘酒は、米麹と炊いたお米を合わせ、発酵させて作ったもの。
発酵が進むと麹菌の働きで、デンプンがブドウ糖に分解され、自然な甘みが出てきます。
この甘みの主成分がブドウ糖です。(酒粕甘酒の主成分はショ糖)
また、たんぱく質はアミノ酸に分解されます。
米麹甘酒には、アミノ酸やブドウ糖のほか、オリゴ糖、ビタミンB群など、栄養素が豊富に含まれていて、これらの栄養素は、疲労回復や免疫力アップに効果があります。
風邪やインフルエンザ予防、暑い季節には、熱中症対策や夏バテ予防にも有効です。
一方で、酒粕甘酒には、コラーゲンを増やしてくれる驚きの効果が!
くわしくは、こちらの記事をどうぞ。
米麹甘酒の効果的な飲み方
米麹甘酒はいつ飲む?
米麹甘酒は、アミノ酸やブドウ糖に分解された栄養なので、すぐに体に吸収され、エネルギーとなります。
一日の始まりに、栄養豊富な甘酒を飲むことで、脳や体が活性化し、基礎代謝もアップ。
米麹甘酒の甘み成分であるブドウ糖が、体を動かしたり頭を使うエネルギーになり、一日を元気に過ごせますよ。
忙しい朝には、お米からできた甘酒は朝食代わりにもなり、おすすめです。
というわけで、米麹甘酒の栄養を効果的に摂取するには、朝飲むのがおすすめです。
酒粕甘酒の効果的な飲み方はこちらの記事をどうぞ。
甘酒はあたためてもよい?
米麹甘酒には、たくさんの酵素が含まれています。
酵素は50℃から60℃くらいの温度で活発に働き、それ以上の温度になると、発酵が止まり酵素は死んでしまいます。
米麹甘酒の酵素をしっかり摂り入れたい場合は、そのまま飲むか、ぬるめに温めていただきましょう。
熱々に温めたとしても、酵素以外の栄養素は損なわれないので大丈夫。
加熱処理されている市販の米麹甘酒は、酵素の働きは期待できないので、60℃以上に温めて飲んでも変りはありません。
私は去年から米麹で甘酒を作っているんですが、こちらの市販の米麹甘酒は、レビューが★4.76とかなり高いので、ちょっと気になっています♪
手軽に飲める市販の米麹甘酒もとても魅力的ですが、生きた酵素を確実に摂り入れたい場合は、米麹甘酒を手作りするのが一番ですね。
加齢とともに減少していき、体内で作る力も弱くなっていく酵素。
私たちの生命維持活動に関わる酵素の働きについては、こちらにまとめています。
米麹甘酒+αでより効果的に
そのままでも十分健康効果のある甘酒に、プラスαすることで、より効果的な飲み方に。
簡単にできる、おすすめアレンジをご紹介しますね。
豆乳はたんぱく質が豊富で、一日の始まりに飲むのにぴったりです。
大豆イソフラボン&サポニンの抗酸化作用で、アンチエイジングも期待できますよ。
fa-coffee米麹甘酒 + ヨーグルト
発酵食品であるヨーグルトを米麹甘酒にプラスすると、整腸作用がより期待できます。
さらに、米麹甘酒のペプチドには血圧上昇を抑制する働きがあり、高血圧を改善するヨーグルトとの組み合わせは◎です。
fa-coffee米麹甘酒 + 生姜
生姜の主成分であるジンゲロールという成分を加熱することで、ショウガオールへと変わり、血流を促し冷え性の改善につながります。
体を温めたり代謝を上げたい場合は、生姜をプラスして温めて飲むのがおすすめです。
私は、豆乳よりも牛乳が好きなので、「米麹甘酒+牛乳」の組み合わせが気に入っています。
手作りの米麹甘酒のもとと牛乳を1:1の割合で。
レンジで20秒くらいチンして飲んでいます。
米麹甘酒はどのくらい飲んだらいい?
甘酒は、一日200㎖程度が適量です。
栄養豊富な甘酒ですが、飲みすぎには注意が必要。
分解された栄養は素早く吸収されるので、血糖値も上昇してしまいます。
一日一杯程度の甘酒を毎日いただくという飲み方が効果的です。
おわりに
米麹で作る甘酒、私も手作りして毎朝飲んでいます。
おかげで風邪もめったにひかないですし、免疫力もアップした気がします。
手作りの甘酒は、温度にさえ気をつければ酵素も摂り入れられるし、なにより自然な甘みがとっても美味しくておすすめですよ。
市販の米麹甘酒も、アミノ酸やビタミン群など栄養たっぷりです。
一日の始まりに飲めば、エネルギーチャージにもなるので、ぜひ飲んでみてくださいね♪