茶碗蒸しにひと粒入っているホクホクしたぎんなん。
見つけるとなんだかホっとする秋の味覚ですよね。
イチョウの木が青から黄に色づいてくると、銀杏拾いをしている人も見かけますが、銀杏の収穫に適した時期はいつごろなのでしょうか。
拾うときの注意点や下処理の方法、銀杏の実がなる木の見分け方もご紹介します。

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銀杏の収穫時期はいつ?

秋空を鮮やかに彩る紅葉の季節。
真っ赤なもみじも美しいですし、黄色に輝くイチョウも見事でとってもきれいですよね。

そのイチョウの木になる実が銀杏(ぎんなん)
イチョウは美しい黄葉を愛でるだけでなく、秋の味覚の銀杏を拾って食す楽しみもあります。

そんな銀杏はいつごろ収穫できるのでしょうか。
 

青々としたイチョウの木は、10月から11月にかけて黄色く色づいていきます。見頃となるベストシーズンは、11月中旬から12月上旬ごろ。

銀杏拾いができる時期は、それよりすこし早く、
銀杏の収穫時期は9月から11月が適期になります。

銀杏の旬の時期も、ちょうど同じころ。
大粒の銀杏がよりおいしいと言われています。

銀杏の実は、葉っぱが青いうちからついています。イチョウが完全に黄葉する12月ごろまで待っていたら、小粒の銀杏しか残っていないかもしれないので、収穫時期を参考に早めにチェックしてみてくださいね。

銀杏の拾い方と必要な持ち物

さて。銀杏農家さんでは、イチョウの葉がまだ青いうちから収穫がはじまります。木の下にネットやシートを敷き、木や枝を揺らして落とすんですって。


でも、私たちが銀杏拾いをするときは、木から自然に落ちた銀杏を拾い集めます

そして、収穫のとき、気になるのが強烈なニオイ。
このニオイとともに、銀杏の果肉にはギンコール酸などのアレルギー物質が含まれていて、素手で触ると肌に炎症を起こしたりかぶれることもあります。

なので、銀杏拾いには、厚手のゴム手袋と、密閉できるビニール袋を準備しましょう。

また、収穫のときに実を踏んでしまったり、服にニオイが付くこともあるので、汚れやニオイがついてもよい靴や服。それから、マスクもあるとよいですね。

銀杏拾いに必要な持ち物
厚手のゴム手袋
密閉できるビニール袋
ニオイがついてもよい服装
マスク

銀杏拾いをするときの注意点として、その場所が私有地でないことを確認しましょう。たとえば、寺院などの私有地で拾いたい場合は、必ず事前に許可をとるようにしましょう。

銀杏拾いは、公園でおこなうことが多いと思いますが、車の通行のある近くで拾うときには、車道側に出ないように、くれぐれも気をつけてくださいね。

さきほど農家さんの収穫方法をご紹介しましたが、私たちもたくさん拾える日があります。
それは、台風が過ぎた日。こんなふうにたくさんの銀杏が落ちていることもありますよ。


台風じゃなくても、強い雨風の翌日もねらい目。
大粒の銀杏がたくさん落ちているかもしれませんよ。
 

銀杏の下処理の方法は?

たくさん拾った、くさ~い銀杏の実。
おいしくいただくために、下処理をしていきます。

銀杏は、イチョウの実のなかのさらに殻に包まれた胚乳種の部分を食べます。
果実は黄色いさくらんぼのような形をしてますが、ニオイが強く食べることができません。

下処理の工程としては、実を水に浸けて果肉から種子を取り出し、天日干ししていきます。

ニオイとの戦いですが、がんばってくださいね。

拾った銀杏の処理方法
1 バケツに水と銀杏を入れ、1週間浸ける
2 ゴム手袋をして、銀杏をこすり合わせ外側の実をはずし、種子を取り出す
3 ザルなどに広げ、風通しのよい場所で2~3日天日干しする

種子を取り出すときは水をかえながらおこないます。

下処理で水に浸けるのは、果実の部分を腐食させてやわらかくし、簡単に種子を取り出すため。昔ながらの下処理のやり方としては、銀杏を土に埋めて果実を腐らせる方法もあります。

天日干しにするときは、夜は室内に取り込みます。
晴れが数日続く日を選んで、干してくださいね。

イチョウの雄雌の見分け方は?

銀杏拾いに行ったのに、銀杏がひとつも落ちていなかったことってありませんか?

実は、イチョウの木にはオスとメスがあるんです。
オスもメスもどちらも花を咲かせますが、受粉後に銀杏の実をつけるのはメス株だけです。

銀杏の実が落ちていれば、あのニオイが漂っているので判別できそうですが、イチョウの雄雌はほかにはどのように見分ければよいのでしょうか。

イチョウの株がオスかメスかは、花や樹形、葉の形などで見分けることができます。

まずは、イチョウの花の違いから。
左側の毛虫っぽい花が、オスの木に咲いた雄花。
右側の、すっとした先に丸い胚珠がちょこんと付いているのがメスの木の雌花です。


メスの場合は、花が咲いたあとに果実をつけるので、そこで見分けることができます。

次は、樹形で見分ける方法について。
オスは、枝が上に向かってまっすぐに高く伸び、樹形は円錐形やツリー型をしています。
メスは、枝を横に広げたり、下のほうにやや垂れさがるように枝を伸ばす特徴があり、オスと比べて丸みを帯びた樹形をしています。

しかし、街路樹やイチョウ並木の場合、電線や標識などの邪魔にならないように、枝が剪定されている可能性があるため、この見分け方は、自然に生えているイチョウの木以外では確実性は低いと思われます。

最後に、イチョウの葉の形です。
この見分け方は、葉っぱに深い切れ込みが入り2つに分かれているのがオスで、メスの木の葉には、切れ込みが浅かったり切れ込みがないものが多いと言われています。


ただ、葉の形で見分ける方法は、実は俗説で、都市伝説のようなものと言われています。

実際には、葉の形で見分けるのは難しいそうで、なぜ葉の真ん中に切れ込みがあるものとないものがあるのかも、はっきりとした理由はわかっていないのです。

樹形でも葉の形でも見分けが難しいイチョウ。
確実なのは、雄花と雌花を見分けることのようです。


イチョウの開花期は、4月~5月ごろ。
雄花か雌花、どちらが咲いているのか、一度木を見あげてみてはいかがでしょうか。

おわりに

料理にひと粒添えてあるだけで、秋を感じる銀杏。
収穫時期は、9月から11月ごろが適期です。

大きい粒がおいしいそうなので、強い雨風の次の日にはぜひ探してみてくださいね。

拾うときも下処理するときも、ニオイがちょっとアレですが・・、食べ過ぎには気をつけて、秋のおいしい味覚を味わいましょう♪

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