咲き進むにつれて花色が移ろう美しいアナベル。
ドライフラワーにして一年中楽しめると素敵ですね。
秋色あじさいとも呼ばれるアナベルは、紫陽花のなかでもドライフラワーにしやすい品種。
ただ、失敗せずにきれいにしあげるためには、ドライフラワーにする時期が大切なんですよ。
アナベルをドライフラワーにしよう
こんもり白いてまりのような花を咲かせるアナベル。
咲き進むにつれ移ろっていく花色も美しいですよね。
咲きはじめは淡いグリーン、満開になると真っ白に。
そして、またグリーンに変化していきます。
花がおわっても、切らずにそのままにしておけば、枝先で雰囲気のある花殻を残します。
このように、自然な状態でもドライフワラーのようになっていくアナベルは、ほかの紫陽花よりも水分がすくなく、ドライフラワーにしやすい品種なんです。
クラシカルな色合いが素敵なアナベルのドライ。
花を切り取るタイミングさえあえば、作り方も簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
アナベルをドライフワラーにする時期は?
満開に咲いたとっても可愛い純白のアナベル。
私も大好きで、鉢植えで育てているのですが、
この時期にドライにしたいな~と思ったことも。
でも、アナベルをドライフワラーにする時期は、真っ白に美しく咲いたころではないんです。
アナベルが一番きれいなこの時期は水分がたっぷり。
私も一度失敗したことがあるのですが・・このタイミングでカットすると、花びらがチリチリになって、きれいなドライフラワーにしあげることができません。
ドライフラワーするには、紫陽花のもつ水分がすくなくなってからが適期となります。
アナベルの一般的な開花期は6月から7月ごろ。
実際には、7月を過ぎても花は咲いたままで、真っ白な花の時期をすぎると、アナベルの花色はライムグリーンへと変化します。
ドライフラワーにするタイミングはこの時期。
梅雨が明け夏本番が到来すると、アナベルは強い日差しを受け、花びらも乾燥していきます。
地域によってもかわってくると思いますが、7月下旬から9月ごろでしょうか。
花がおわって、すこしカサっとしてきたら、好みの花色のころに収穫してみてください。
また、雨の日よりも、カラっとしたよく晴れた日に切り取るのもポイントです。
雨の日は室内の湿度も高くなるし、乾くまでに時間もかかってしまいます。
大切に育てたアナベルをきれいなドライフラワーにしあげるために、ぜひこのタイミングでカットして作ってみてくださいね。
アナベルのドライフワラーの作り方
アナベルの花色がグリーンに変わり収穫したら、
いよいよドライフラワーを作っていきましょう。
アナベルのドライフラワーは、風通しのよい日陰につり下げるだけで作ることができます。
リース以外のアナベルは逆さに吊るしてドライフラワーにします(#^.^#)
すっかり乾いたら花瓶にさしたり、プレゼントの飾りにしたり、いろいろ使えて便利です♪ pic.twitter.com/hkRs7nxIGq— 文月さな女(ふみづきさなじょ) (@37asasan) 2013年6月30日
麻ひもなどを用意して、逆さまにしてもひもから抜け落ちないように、茎の節で縛ります。
一本ずつつるしていきますが、このとき花同士や壁に当たらないように気をつけましょう。
エアコンや扇風機の弱い風を当てて乾燥させてもOK。
これなら1日くらいでできあがります。
それから、夏の暑い車内の日陰につるして、半日でしあげてしまうという方法もあります。
私はまだ試したことがないのですが、切り取ったアナベルの花全体にケープなどのスプレーをかけてから乾燥させると、花の形をよりきれいに保つことができ、しあがりもよくなるそうですよ。
おわりに
おしゃれに部屋に飾りたいアナベルのドライフワー。
失敗なく作るポイントは、花をカットする時期です。
それは、満開に咲いた純白のころではなく、花色が淡いグリーンに変化してきたころ。
なるべく晴れた日に切り取り、あとは風通しのよい日陰につるして干しておくだけです。
正しいタイミングで収穫して、ドライフワラーのアナベルを一年中楽しんでくださいね♪