うつむいた釣り鐘状の花を咲かせるホタルブクロ。
ちょうど蛍が飛ぶころに咲く花で、ホタルブクロが咲きはじめると、もうすぐ夏本番です。
日本らしくて趣のあるこの花の名前には、いったいどんな由来があるのでしょうか。
今回は、ホタルブクロの由来や別名、花言葉についてもご紹介したいと思います。

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ホタルブクロってどんな花?

ホタルブクロはキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。
開花期は、6月から7月の梅雨のころです。

ちょうどホタルが飛ぶ季節に、ベル型のかわいらしい花を穂状にたくさん咲かせます。

花色は白・紫・ピンク・青があり、二重もあります。
うつむいて咲く花姿は、とても風情がありますよね。
 

平地から山地に広く分布する植物なので、草原や道端でもよく見かけるかもしれませんね。

山野草ですが、庭や鉢植えで育てることができ、茶花や切り花にして楽しむのも素敵です。

丈夫であまり手がかからず、とても育てやすい花。
秋には地上部は枯れ、冬越しして、早春には新芽を出し、毎年美しい花を咲かせてくれます。

ホタルブクロの名前の由来は?

蛍の袋という素敵な名前のついたホタルブクロ。
日本らしい趣のある名前の由来は何なのでしょうか。

ホタルブクロの名前の由来には諸説ありますが、
一説には、子どもたちがこの花のなかに、つかまえたホタルを入れて遊んだり、持って帰ったことから名づけられたと言われています。


儚いホタルの光がホタルブクロの花びらから透けて、
本当にうっとりするような美しさですね。

このように、虫カゴの代わりにホタルを花のなかに入れて、灯りをともしたのでしょうか。

次に、火垂るが語源になったという説です。

むかしは、提灯のことを火垂る(ほたる)と呼び、その提灯の形に花姿が似ていることから、火垂る袋(ホタルブクロ)と呼ばれるようになったのだとか。

暗闇を飛ぶホタルも、この火垂るが語源となったのではないかと言われています。

ホタルブクロの名前の由来
花にホタルを入れて持ち帰ったから
花姿が提灯(=火垂る)に似ているから

ホタルブクロが咲く時期は、ちょうど蛍が飛ぶころ。
どちらの説も、本当のような気がしますね。

実際に、ホタルブクロのことを提灯花(ちょうちんばな)と呼んでいる地域もあります。

では次に、ホタルブクロの別名をご紹介しますね。
 

ホタルブクロの別名は?

日本中に広く自生している山野草のホタルブクロ。

古くから親しまれてきた花なので、地域ごとの呼び名がたくさんあるんですよ。

ホタルブクロの別名
チョウチンバナ(提灯花)
ツリガネソウ(釣鐘草)
アメフリバナ(雨降花)
トウロウバナ(燈籠花)
アンドンバナ(行灯花)
フクロバナ(袋花)
トッカンバナ(トッカン花)

トッカンバナだけ漢字が見つからなかったのですが、
これは音を表していて、花を風船のようにたたいたときの音からつけられた方言だそうです。
 

ホタルブクロの学名は Campanula punctata.
campana=小さな鐘、punctata=斑点があるという意味で、釣鐘のような花の形と、花弁の内側にある斑点からイメージされつけられた名前です。

英名は Spotted bellflowerで、
こちらも、花に斑点があり(=spotted)教会の鐘のようなベル状の花(bellflower)の形をしていることに由来しています。

ホタルブクロの花言葉は?

ホタルブクロの花言葉は、
忠実・正義・貞節・誠実
愛らしさ・感謝の気持ち
などです。
 


花言葉の「忠実・正義」は、ホタルブクロの花姿が、教会の鐘を連想させることからつけられたとも言われています。全体的に、宗教的な意味合いをもつ花言葉が多いようですね。

また、ホタルブクロが誕生花の日は、
6月5日、7月10日、11月26日です。

おわりに

釣鐘状の花のなかに、子どもがホタルを入れて持ち歩いたことが由来となったホタルブクロ。
そんなのどかな光景が目に浮かぶようですね。

ホタルブクロは日本に自生する山野草で、日本の気候にも適した育てやすい花です。

ホタルブクロが咲いたら、夏はもうすぐそこ。
草原や道端に咲いていたら、うつむいて咲く可憐な花をぜひ眺めてみてくださいね。
もちろん育ててみるのも楽しいし、癒されますよ。

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