ハンバーグなどのひき肉料理に使うナツメグ。
冷蔵庫の片隅で存在を忘れられてるなんてこと、ありませんか?私はよくあります。笑
そんなナツメグの使い道をもっと知りたい!
ということで、ハンバーグ以外のナツメグの使い方をいくつかご紹介します。
ナツメグとはどんなスパイス?
ナツメグは、ひき肉料理にはかかせない香辛料。
世界四大スパイスのひとつで、甘くエキゾチックな香りとまろやかなほろ苦さが特徴です。
ナツメグには、芳香によって臭みをカバーするマスキング効果があり、ハンバーグやミートローフ、ミートソース作りなどによく使われるスパイス。
パウダー状のものが多いですが、ホールのナツメグを使うことで、より香りが引き立ちます。
また、ナツメグの香り成分には、胃や腸の働きをよくしてくれる健康効果も。食用はもちろん、薬用としても古くから用いられてきたスパイスです。
ナツメグの使い道は?
肉の臭みなどの、消臭効果のあるナツメグ。
ひき肉料理以外にも、いろいろ活用したいですよね。
ナツメグは、ひき肉だけでなく肉料理全般にも使えて、私は、今日の料理(Eテレ)で紹介された “鶏レバーの赤ワイン煮” を作るときに使ったりします。
また、ナツメグは乳製品や野菜料理にもよく合い、焼き菓子などのスイーツにも使えます。
意外に用途の多いナツメグ。
おすすめのレシピをいくつか紹介しますね。
乳製品を使った料理に使う
ナツメグは、乳製品ともとても相性がよいです。
ほんのりとした甘い香りがよく合い、乳製品独特のにおいも消してくれます。
グラタンやクリームシチューなど、ホワイトソースを使った料理に使うことで、味わいがまろやかになり、おいしさがアップしますよ。
電子レンジde簡単☆豆乳ホワイトソースby らるむ。
いつもは塩コショウですませてしまうホワイトソースの味つけに、ナツメグを加えると風味が増します。レンジで簡単に作れるのも嬉しいですね。
ホワイトソース以外でも、牛乳や生クリームを使ったスープに加えるのもおすすめですよ。
野菜を使った料理に使う
野菜の特有のにおいも消してくれるナツメグ。
ナツメグ特有のマスキング効果は、ほうれん草やかぶ、キャベツなどを加熱したときの青臭さを消し、野菜の甘みを引き出す効果もあります。
ほうれん草とベーコンのココットキッシュ by happyかおるん
また、ナツメグは、じゃがいもとも相性抜群。
マッシュポテトやコロッケなど、じゃがいもを使った料理に加えると、じゃがいもの甘みを引き出し、深みのある味わいになります。
焼き菓子に加える
甘くて刺激的な香りのするナツメグは、加熱することでその独特な香りが弱まり、苦味も消えて甘みがより引き立ってきます。
クッキーやケーキなどの焼き菓子に使うと、甘みが香り立ち、おいしく焼き上がります。
やめられない!スパイスクッキー new by kimig
焼き菓子には、ナツメグだけよりも、シナモンも一緒に入れることでよりおいしくなります。
ドーナツやパイ、パン作りに使っても◎
使い方は、材料の小麦粉に加えるなど、生地作りのときに使い、焼き上げます。
あたたかい飲み物に入れる
ナツメグの香りには、リラックス効果があります。
あたためて飲むホットミルクは特におすすめ。
心が落ち着かず眠れない夜には、ナツメグを少し加えたホットミルクを飲むことで、心地よい眠りをさそいます。一番手軽な使い方で、私もよく飲んでいます。
ナツメグは、紅茶やコーヒーにもよく合います。
==豆乳・シナモンカフェオレ♪== by rinahoney
いつものコーヒーにナツメグをプラスすれば、ちょっぴり刺激的な味わいのフレーバーコーヒーを楽しめます。夏はアイスでもおいしそうですね。
ナツメグの食べ過ぎに注意
日本でも古くから薬用として使われてきたナツメグ。
ただ、ナツメグを一度に5g以上摂取すると、幻覚が現れる中毒症状を引き起こすと言われていて、使用には注意が必要なスパイスです。
ナツメグの使用量の目安は、材料の0.02%程度。
肉1kgの場合は、ナツメグ0.2gになります。
ナツメグパウダー小さじ1杯は、1.7g~2g。
ナツメグを使って調理するときは、レシピの分量を守り、小さじ2杯以上とか、誤って1ビン使うとか絶対しないように気をつけましょう。
おわりに
ナツメグは、ハンバーグなどのひき肉料理以外にも、いろいろな用途があるんですね。
ナツメグの大量摂取は絶対にダメですが、消化促進効果や整腸作用もあると言われています。
また、リラックスしたり眠りを誘う効果もあるので、疲れを感じたときには、冷蔵庫の片隅にあるナツメグを思い出して使ってみてくださいね。