タイムの種類|グランドカバーにおすすめのタイム10選!

300から400種あると言われているハーブのタイム。
料理のほか、グランドカバーとしてもよく使われていますが、種類が多くて迷いますよね。
今回は、グランドカバーにおすすめのほふく性のタイムを中心にご紹介します。
花や葉の色などそれぞれ個性があるので、お気に入りのタイムを見つけてみてくださいね。

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タイムはグランドカバーにおすすめ

タイムは、シソ科イブキジャコウソウ属の多年草。

料理やハーブティーとしても楽しむほか、
タイムはグランドカバーにもおすすめのハーブです。

300~400種もあるほど種類の豊富なタイムですが、おもにコモンタイム、クリーピングタイム、レモンタイムがハーブとしてよく利用されています。
また、立ち上がるように育つ立性と、横に広がって育つほふく性のタイムがあります。

料理によく使われるのは、立性のコモンタイム。

グランドカバーに使うなら、横に広がるほふく性のクリーピングタイムがおすすめです。

レモンタイムには立性のものが多いですが、ほふく性のものもあり、香りもよいので、こちらもグランドカバーとして植えてもよいと思います。

初夏には可愛い花も咲かせてくれるタイム。
グランドカバーとして植えて楽しんでみませんか♪

ほふく性のクリーピングタイム

横にどんどん広がるほふく性のクリーピングタイム。

おもに流通しているのは、ヨーロッパを中心に分布するワイルドタイムと、タイム・ロンギカウリスの二種ですが、日本に自生しているイブキジャコウソウや、グランドカバー用に改良されたレイタータイムなどもあります。

1.ワイルドタイム

クリーピングタイムと言えば、ワイルドタイム。
クリーピングタイムという名前で流通しています。

草丈は、5~10㎝。
ロンギカウリスよりもすこし葉が大きめです。
耐寒性があり、寒さに当たると葉は銅色になります。
 

開花期は6月下旬~7月。
白やピンク、薄紫色の花を咲かせます。

グランドカバーにおすすめですが、花を楽しみたいならロンギカウリスのほうがよいかも。
料理やハーブティーとしても利用できます。

2.タイム・ロンギカウリス

丈夫で生育がよく、グランドカバーに最適なタイム。
春から秋にかけて、生長が速く横に広がります。

草丈は、10㎝くらい。
葉はワイルドタイムよりも小さく丸みがあります。
 

開花期は5月ごろ。
ワイルドタイムよりも華やかな薄紫色の花をいっせいに咲かせます。

ロンギカウリスは花つきがよく、フラワータイムとも呼ばれ、花も楽しめるタイムです。
耐寒性や乾燥に強く、雑草防止やグランドカバーとしてもおすすめです。

3.ゴールデンタイム

タイムのなかでも、とても美しいゴールデンタイム。
ゴールデンクリーピングタイムとも呼ばれます。

葉の縁や葉先にランダムに黄金色の斑が入る品種。
草丈は10㎝くらいです。

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開花時期は5月~8月。
花穂を伸ばし、茎の先にボンボンのような淡いピンク色の花を咲かせます。

常緑のゴールドリーフは庭のアクセントにもなり、グランドカバーにおすすめです。

4.フォックスリータイム

フォックスリータイムも、ほふく性のタイム。

クリーム色の斑の入った葉で、冬にはピンクから赤に紅葉し、葉色だけでも楽しめます。

草丈は20~30㎝で、背が高め。
生長が遅く、花はあまり咲かせない性質です。

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斑入りで、グランドカバーにすれば華やかな庭に。
寄せ植えにしても可愛いタイムです。

5.レイタータイム

グランドカバー用に改良されたほふく性のタイム。
生長が速く、踏みつけやムレに強い性質です。

草丈は5~10㎝くらい。
非常に細かい葉が地面を覆いきれいに広がります。

開花期は7月ごろ。
淡いピンク色の花を咲かせます。

芝生代わりにとてもおすすめのタイム。
踏みこむとタイム特有のよい香りが漂います。

レイタータイムは生育旺盛な強健種。あまり増やしたくない場合はおすすめできないかも。

6.イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウは、日本原産のタイムの仲間。
ほふく性で、ワイルドタイムによく似ています。

葉は広楕円形で、やや濃い青緑色。
草丈は10~20㎝くらい。
株には芳香があり触れると一面に香りが広がります。
 

花期は4月~6月。
花色は淡いピンクで、花つきも良好です。

耐暑性・耐寒性に優れていて強健。
ワイルドタイムに比べると、野性的な雰囲気です。
茎がよく分枝して地面を這うように広がり、グランドカバーとしておすすめです。
 

香りのよいレモンタイム

レモンタイムは、コモンタイムとラージタイムの交配種で、レモンのようなさわやかな香りをもつ園芸品種タイムの総称です。

ドーンバレータイム、ゴールデンレモンタイム、シルバークイーンタイムなどの品種があり、なかでもドーンバレータイムはほふく性で、グランドカバーに特におすすめです。

7.ドーンバレータイム

レモンの香りが強い、ほふく性のタイム。
黄斑レモンタイムとも呼ばれ、ところどころに黄色が入ることもあります。

草丈は10㎝くらい。
冬になると紅葉し、ブロンズ色の葉色になります。
 

開花期は6月から8月。
淡い紫色の花をたくさんつけます。

花、葉ともにクリーピングタイムより小ぶりで、成長はゆっくりです。
葉が細かく、雑草防止やグランドカバーにおすすめ。
料理やハーブティーにも利用できます。
 

私も育てているドーンバレータイム。
こちらは、葉に黄色が入っていません。
小さな葉からはレモンの香りがして気に入ってます。

8.ゴールデンレモンタイム

立性ですが、グランドカバーにも適したタイム。
冬から春にかけて、葉が美しいゴールドになります。

草丈は15~30㎝。
黄色の斑入りの葉。生育旺盛でよく広がります。
 

開花期は4月~6月。
茎の先に淡いピンク色の花を咲かせます。

ほふく性ではありませんが、グランドカバーとしても優れたタイムで、踏むとレモンの香り♪
見た目も美しく、寄せ植えにも適しています。
料理やハーブティーにも利用できます。

9.ゴールデンクイーンタイム

こちらも立性のレモンタイムです。
触れるとほんのりとやさしいレモンの香り。

草丈は15~20㎝。
グランドカバーにも適しているタイムです。

緑色の葉のふちにはゴールドの班が入ります。
寒くなると、より鮮やかなゴールドになります。

開花期は5月~7月。
花穂を伸ばし、茎の先に淡いパープルピンクの花を咲かせます。

黄金色の明るいタイムで、カラーリーフとして寄せ植えにしても楽しめます。
料理やハーブティーとしても利用できます。

10.シルバークイーンタイム

レモンタイムの白班入り品種になります。
立性で、葉は強いレモンの香りがします。

草丈は15~30cm。
すこし大きめの葉の縁にはシルバー(白い斑)が入り、冬は紅葉してピンク色も入ります。
名前の似たシルバータイムと比べると、枝振りは垂直ではなく扇状に広がっていきます。

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開花期は4月~6月。
花穂を伸ばし、ボンボンのような淡いピンク色の花を咲かせます。

シルバーの班が入ったオシャレなタイムで、香りもよく、グランドカバーにもおすすめです。
料理やハーブティーとしても利用できます。

おわりに

料理のほかグランドカバーとしても楽しめるタイム。

グランドカバーには、ほふく性のクリーピングタイムのほか、レモンタイムもいいですよ。

レモンタイムは立性の品種が多いですが、ドーンバレータイムはほふく性で、レモン香りも強く、私もこちらを植えて楽しんでいます。

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種類の豊富なタイムは、特徴もさまざまで迷ってしまいますが、育ち方(立性orほふく性)や葉の色、香りなどから、お気に入りを見つけてみてくださいね。

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