盆提灯の組み立て方を画像で紹介!回転大内行灯(おおうちあんどん)

ご先祖さまや故人をお迎えするお盆がやってきます。
灯りをたよりに里帰りするときの目印となる盆提灯。
また盆提灯には、故人への感謝や生前にできなかったお返しの意味も込められています。
今回は、盆提灯の組み立て方を画像でご紹介します。

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盆提灯(ぼんちょうちん)とは?

ご先祖さまや故人を温かく迎える盆ちょうちん。

故人が亡くなって四十九日の忌明け後の初盆(はつぼん)新盆(にいぼん)には、故人の霊が迷わないように、初盆用の白提灯をつるしたり、大内行灯などの盆提灯を飾ります。

 
盆提灯には、故人の冥福を祈りご先祖を供養する気持ちや、育ててもらった感謝の気持ちなどを伝える意味もあり、故人への大切な贈りものとされています。

地域により風習も違いますが、私の実家ではこのような一対の盆提灯を仏壇の前に飾ります。
 

 
今回は、対柄(=絵柄が向かい合うもの)で天然木のもの、やさしく可愛いデザインの火袋、10~11号サイズの回転提灯のなかから、こちらを購入しました。

まずは、箱に収められている中身からご紹介します。

盆提灯(回転大内行灯)の中身

こちらのお店では熨斗をつけてもらえました。
御佛前・御霊前・御供から選ぶことができます。
 

また、ギフト包装も無料でしてもらえます。

一対の盆提灯なので、箱が2つ届きました。
対柄なので、中身の絵柄は対のものが入っています。
 

箱を開けるとこんな感じ。
説明書がついているので安心です。
 

箱は三段になっています。
上部の水色の箱は、回転灯のセット。
一段めには、手と呼ばれる部分が入っています。
 

二段めには、火袋(ひぶくろ)が入っています。
火袋は、ちょうちんの紙のおおいの部分です
 

三段めには、ロクロ(丸いもの)足3本、柱2本、
三角、ソケットと電気コードが入っています
 

盆提灯のパーツってたくさんありますよね。
それでは、さっそく組み立てていきます。
 

盆提灯の組み立て方【本体】

1 ロクロに足を差し込む

ロクロというまるいパーツを裏面を上にして置き、
3ヵ所の差し込み口に足を差し込んでいきます。
(なにかを敷いておこなうとキズ防止になります)
 

2 三角をとりつける

足に開いている穴に三角をはめこみます。
やりにくい場合は、足を2本差し込んだところで、
三角をとりつけるとよいと思います。
 
3 柱を立てる

火袋のひもをかける金具が外側を向くように、
手でロクロを支えて、柱を2本差し込みます。
 


柱を立てたら、ロクロの留め金をこのような向きに。
あとで、この留め金で火袋の下部分を固定させます。

向きは、足が1本真ん中になっているのが正面です。

盆提灯の組み立て方【ソケット】

4 電気セットをとりつける

ソケットからナットをはずします。
ロクロの穴に下からソケットを通し、ナットで固定。
 

裏側はこんな感じ
ひっかけるところに、あとで房を飾りつけます。
 

5 火袋の下部分を留める

火袋をたたんだまま、そっと柱に通します。
次に、ロクロの留め具で固定していきます。
 

留め具を下のような向きにまわして、
火袋の下部分をしっかりと固定します。
 

盆提灯の組み立て方【回転灯】

6 回転灯をとりつける

回転灯の箱から、パーツをとりだし、
電球に、針金ホルダーをこのようにつけます。
 

ソケットに電球をセットして、
 

先の部分に回転筒を乗せます。
柱に当たらないように、調整してくださいね。
 

ここまでできたら、あとすこしで完成です。
次は、ちょうちんを広げていきます。

盆提灯の組み立て方【火袋】

7 火袋をセットする

火袋についている吊りひもを柱の金具にかけます。
ちょうちんがきれいに広がりました。
 
8 手をとりつける

柱の上部の穴に、手(雲手)を差し込みます。
片方ずつとりつけ、バランスを見て調整します。
 
9 房をつける

ロクロの裏側に、房を飾りつけたら
盆提灯の組み立て完成です。
 
10 点灯

スイッチを入れて、回転筒がまわるか確認。
一対の盆提灯の場合は、もう一体も組み立てます。

おわりに

盆提灯はパーツがかなり多いですが、組み立て方はそんなに難しくないですよね。
私は妹と組み立てたとき、最初は電球の針金ホルダーのつけ方でちょっと迷いました。
 

 
菊と紅葉の可愛い絵柄と、明るい色合いの盆提灯。
丁寧に作られた岐阜提灯という伝統工芸品です。

家紋入りのタイプではないですが、対柄でデザインもとても気に入っています。
今年の父の初盆に購入しましたが、ワシには可愛すぎる!と言ってるかもしれませんね。

盆提灯の組み立てや飾りつけは、メーカーや種類により異なりますが、ご参考になりましたら幸いです。

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