お手玉の中身の代用は?小豆の虫食いを防ぐ処理方法はレンジでOK?

昔ながらの伝統的な遊びのお手玉。
なつかしくて、私も最近手作りして遊んでいます。

中に入れる材料には小豆がよく使われますが、虫がつくかも・・という心配がありますよね。
そこで、小豆などの虫食いを防ぐ方法と、小豆以外の代用品もいくつかご紹介します。

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日本のお手玉の歴史

今から約1300年前に日本に伝わったというお手玉。

その昔、幼少のころの聖徳太子が遊んでいたものは、石名取り玉(いしなとりだま)と呼ばれる水晶の玉だったと言われています。

布製のお手玉ができたのは江戸時代のこと。
当時は中身に粟やひえなどが入れられていました。

それから、明治にかけて座布団型のお手玉が広まり、昭和になると、お手玉の中身には小豆や数珠玉(ジュズダマ)が多く使われるようになりました。

小豆や数珠玉以外にも、お手玉の中身は地域によってさまざまで、丸大豆やハスの実、お米やとうもろこし、貝などが使われていたそうです。

お手玉の中身の代用は?

お手玉の中に入れる材料として一般的なものは小豆ですよね。昔からよく使われていた小豆は、手にもしっくりなじみやすく、手に入りやすい材料です。

そんな小豆以外にも代用できるものがあるので
手に入りやすくておすすめの材料をご紹介しますね。

竹小豆

竹小豆は、手芸やお手玉におすすめの小豆。

あまりなじみのない名前かもしれませんが、小豆よりもシャラシャラときれいな音がして、お手玉にもよく使われる材料なんですよ。

まめまめショップで販売されている竹小豆がこちら。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

竹小豆(お手玉・手芸用) 1kg
価格:390円(税込、送料別) (2019/6/11時点)

食品用の小豆より安くて、使いやすい竹小豆。
こちらの商品は、ミャンマー産です。
1キロ入りのほか、500g入りもあります。

手芸用ペレット

小豆の代用になる材料としてペレットもあります。

ぬいぐるみの中身に入れる重りとしても使われる手芸材料で、素材はポリプロピレン。

手芸用ペレットは、ビーズのような半透明~白のプラスチックの粒状をしていて、手触りもよいのでお手玉の中身にもとても適しています。

天然の材料とは違って、虫がつく心配がないのも
手芸用ペレットのよい点です。

ビーズ・アイロンビーズ

お手玉の中身の代用として、ビーズも使えます。
ビーズは、手芸店のほか100均でも購入できます。

手縫いで作ったお手玉に入れるときは、小さなビーズだと外に出てきてしまうかもしれまいので、縫い目から出ない程度の大きめのビーズがおすすめです。

女の子がよく作って遊ぶアイロンビーズでもOK。
こちらも100均で購入できますし、遊ばなくなって余っているアイロンビーズがあれば、お手玉に再利用できていいですよね。

ビーズではないですが、おもちゃ屋さんに売っているBB弾も代用品として使えますよ。

ボタン

使わなくなったボタンも、十分代用になります。

着られなくなった洋服は処分しても、ボタンだけでもとっておけは、そっと思い出のつまったお手玉になりますよ。手になじみやすいように、小さめのボタンをつめてみてくださいね。

小さな貝殻

昔、実際にお手玉に使われていたしじみの貝殻。
日本海側や沖縄で、多く使われていたようです。

食べたしじみを洗ったり、乾燥させて使うのは大変なので、100均で販売されている小さな貝殻をお手玉に入れてみるのはいかがでしょうか。


貝殻は、セリアやダイソーなどで購入できます。
お手玉に貝殻を入れると、小豆とは違った感触と、カラカラとした音も楽しめそうですね。
 

お手玉の小豆の虫食いを防ぐ方法

お手玉の材料として昔からよく使われている小豆。
ただ、小豆のような天然の材料にはデメリットも・・

小豆は、粒の大きさや手触りもよくちょうどよいのですが、虫がわく心配もありますよね。

そんなときは、小豆をつめる前に、虫予防の下処理をしておけば安心して使えますよ。

レンジで加熱する

まずは、小豆を電子レンジで加熱する方法です。

30秒から1分ほど、様子を見ながらレンジでチン。
使う前に加熱しておけば虫がつきにくくなります。

フライパンでカラ煎りしてもOKです。

熱湯をかける

次に、熱湯で小豆を殺菌する方法です。

小豆に熱湯をまわしかけたり、熱湯にくぐらせて、よく水を切り乾かしてから使います。

小豆のほか、先ほどご紹介した竹小豆などの天然の材料を使う場合も、熱湯をかけたりレンジで加熱するなど、火を入れてから使ってみてくださいね。

天日干しをする

お手玉を作ったあとは、ときどき天日に干すことも虫食いの予防に効果的です。

お手玉をそのまま干してもよいですし、中身を取り出して干せば、なおよいと思います。

お手玉の中身が湿気ないように、ふだんから乾燥した場所で保管したり、しばらく使わないときは防虫剤と一緒にしまっておくのもよいですね。

アイデアとして、小豆と一緒に赤唐辛子の小口切りを入れておくと虫がつかないのだそう。
こちらもよかったら試してみてください。

おわりに

お手玉によく使われてるけれど虫食いが心配な小豆。
使う前に、虫がつかないようにレンジで加熱したり熱湯で処理しておけばひとまず安心です。

布に包まれたお手玉は日本独特のものなのだそう。
大人から子どもへ伝えていきたい伝統のお手玉。
時代とともに中身も変化してきていますが、いろいろな材料を入れて楽しんでくださいね。

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