白砂糖は体を冷やすって、耳にしたことありませんか?
白砂糖はスイーツだけでなく、料理や飲み物など、私たちが口に入れるあらゆるものに含まれていますよね。
甘いもの大好きな私は、ちょっとドキっとしてしまいます。
今回は、白砂糖が冷えにつながる理由や、白砂糖の代わりに使える砂糖、対策についてご紹介したいと思います。
白砂糖と三温糖について
白砂糖の原料はサトウキビです。
サトウキビから汁をしぼり、煮つめたものが黒砂糖。
黒砂糖に含まれるビタミンやミネラルを精製処理し、糖だけになったものが白砂糖です。
また、サトウキビなどの暑い地方で採れるものは、体を冷やす食材と言われています。
ちなみに、一見体によさそうな三温糖・・
実は、コレは全然違って、三温糖は、白砂糖を取り出したあとに残る糖液を再度加熱したもの。
薄茶色なのは、焦げた糖のカラメル成分なんです。
ほんのちょび~っとのミネラルは含まれているけれど、成分は白砂糖とほぼ一緒なんだそう。
三温糖のほうが体によいと思い込んで、十何年使い続けてきたので、ちょっとショック。
健康面では、全く意味がなかったのですね。
そんな白砂糖や三温糖。
これらは、体を冷やすと言われていますが、その理由は何なのでしょうか。
白砂糖が体を冷やすのはなぜ?
血糖値の乱高下
白砂糖を摂取すると、体にすぐに吸収され、血糖値が急上昇します。
すると、血糖値を下げようとして、インスリンというホルモンが大量に分泌されます。
血糖値が急激に下がると、体温低下へとつながり、これが繰り返されることによって、冷え性につながっていきます。
また、私たちの体は、脂肪を燃やす時、熱を出すことによって体温を保っています。
甘いものを食べてインスリンが増えすぎると、脂肪がうまく燃焼されず、体を冷やす要因となってしまうのです。
ビタミンB1不足
炭水化物は、体内でエネルギーに変わる時、ビタミンやミネラルが必要になります。
特に、糖を代謝するためには、ビタミンB1が必要なのですが、精製された白砂糖にはビタミンB1はなく、白砂糖を過剰に摂取するほど、体内のビタミンB1がどんどん使われます。
ビタミンB1が不足すると、食事をとってもエネルギーに変えることができず、体温が上がらずに低体温を招いてしまうのですね。
さらに、エネルギーに変換できなかった余分な糖分が体にたまり、冷えをはじめとした様々な症状を引き起こしてしまうのです。
じゃあどうすればよい?
こうした体内の働きにより、白砂糖が冷えの原因になってしまうのですね。
でも、あま~いスイーツはなかなかやめられないし・・
まずは、家で使う砂糖を白砂糖以外のものに替えてみるのはいかがでしょうか。
てんさい糖を使ってみる
てんさい糖の原料は、てん菜という野菜。ビートや砂糖大根とも呼ばれます。
てんさい糖は、てん菜のしぼり汁を煮つめたもの。
サトウキビとは違って、北海道などの寒い地方で採れるものなので、体を温める食材と言われています。
ミネラルが豊富で、オリゴ糖が含まれているのが特徴です。
てんさい糖は、白砂糖や三温糖と違って、多糖類でゆっくりと消化吸収されるので、血糖値の上昇がゆるやか。
血糖値の乱高下による体の冷えを防ぐことができますね。
市販のお菓子やには砂糖が多く使われていますので、てんさい糖を使った手作りスイーツもおすすめです♪
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ビタミンB1を多く摂る
糖をちゃんとエネルギーに変えるには、ビタミンB1が必要です。
糖質の摂取量が増えれば、ビタミンB1の必要量も増加します。
白砂糖を過剰に摂取すると、体内のビタミンB1が不足してしまいますが、ビタミンB1が十分にあればよいのなら・・
毎日の食事で、ビタミンB1を意識して摂ってみるのはいかがでしょうか。
ビタミンB1は、豚肉やうなぎ、玄米などに多く含まれています。
1日に必要なビタミンB1の推奨量は、成人男性で1.4mg、女性では1.1mg。
豚モモ肉には、100g当たり1mgも含まれていますよ。
豚肉・うなぎ・レバー・たらこ・鮭
大豆などの豆類・ナッツ類
玄米・はい芽米・麦ごはん
白砂糖の取り過ぎを感じたら、玄米や豚肉、大豆製品など、ビタミンやミネラルが豊富に含まれる食品を意識して、食生活に取り入れていきたいですね。
ビタミンB1は、ニンニクや玉ねぎに含まれるアリシンと結合すると、吸収率がよくなります。
しかし、水溶性であることと、加熱に弱いため、調理方法には工夫が必要です。
加熱時間を短くし、できるだけ煮汁を使い切るような料理がおすすめです。
また、ビタミンB1は、体内に貯蔵しておくことができないので、毎日の摂取が必要です。
通常の食生活において、摂り過ぎによる過剰症の心配もほとんどありません。
さらに、ビタミンB群はそれぞれ助け合いながら作用するので、ビタミンB1、B2、B6をバランスよく摂取することも大切です。
おわりに
白砂糖は色々な食品に使われているので、全く取らないというのは難しいですよね。
それでも、冷えを改善したい場合は、体を冷やす白砂糖や三温糖ではなく、てんさい糖を使ってみるのはいかがでしょうか。
過剰摂取はよくありませんが、私たちの脳はエネルギーとして糖が必要です。
白砂糖を取ることにより不足する栄養素をきちんと補うこと。
そして、ストレスなく、適切に、おいしく取ることが大切なのかなと思います。