ひまわりの種の取り方と保存方法は?種の食べ方、栄養や効果効能も

夏のあいだ、太陽をいっぱい浴びて育つひまわり。
ひまわりが咲いたあとのお楽しみは、種の収穫です。
来年の春、また種をまいて花を育てたり、食用としておいしく楽しむこともできます。
今回は、ひまわりの種の取り方や保存方法、栄養や効果、食べ方についてもご紹介します。

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ひまわりの種の取り方

夏の間、太陽の光をたっぷり浴びて咲くひまわり。
花が咲き終わると、秋にはたくさんの種をつけます。

種の収穫は、花の咲き終わりから約1ヵ月後。
葉っぱも枯れて花が下を向き、茎の色が黄色から茶色になってきてから収穫します。
 

実が乾燥すると、指でさわるだけで簡単に取れるようになるので、そのころが収穫の適期。

からっと晴れた日に花を切り、2~3日天日干し。
種に花びらがついていれば、取りのぞいてから、種をポロポロはずしていきます。

たくさんある場合は、金網を使ってこすり落とせば、効率よく種が取れます。

種の収穫を待つ間、鳥に食べられることもあります。
早めに切って乾燥させる方法もありますが、花の部分にネットをかけておけば安心ですよ。

ひまわりの種の保存方法

ひまわりの種が取れたら、再び天日に干します。

収穫したばかりの種は、まだ水分を含んでいるので、カビの発生を防ぐために、風通しのよい場所に広げ、天気のよい日に2~3日乾燥させましょう。

ひまわりの種をしっかり乾燥させたら、ジッパー付き保存袋や、ビンなどの密閉容器に入れて、風通しのよい冷暗所で保存します。

冷蔵庫や野菜室でもOK。
乾燥剤を一緒に入れておいてもよいですね。

種の保存の注意点は、最初によく乾燥させておくことと、湿気のない場所におくこと。
保存状態がよくないとカビが生えることもあるので、気をつけてみてくださいね。

 

ひまわりの種の栄養や効果

夏の太陽をたっぷり浴びたひまわりは、栄養の宝庫。

ひまわりの種には、ビタミンやミネラル、たんぱく質やリノール酸など、健康や美容によい栄養成分がたっぷりつまっています。
 

ビタミンのなかでは、葉酸やビタミンEが豊富。
造血ビタミンとも言われる葉酸は、貧血の予防にも効果的。強い抗酸化作用のあるビタミンEは、老化防止やお肌のアンチエイジングにも役立ちます。

必須脂肪酸であるリノール酸は、血中のコレステロール値の上昇を抑えてくれますし、イライラしたり睡眠不足のときに不足するトリプトファンもひまわりの種に多く含まれています。

ただ、ひまわりの種はカロリーが高いという点も。
1粒あたり1.2㎉もあるので、食べ過ぎには注意です。

栄養価の高いひまわりの種ですが、一日スプーン1杯(5~10g)程度にしておきましょう。

ひまわりの種の食べ方

収穫した種を乾燥させたら食べることもできます。

生でも食べられますが、殻をむいてフライパンで煎れば、カリッと香ばしい食感に。
おやつにもぴったりで、ナッツ感覚でいただけます。

ひまわりの種の殻の剥き方は、種の細いほうをちょっと噛み、力を入れてつぶします。
 

ひまわりの種は、サラダにトッピングしたり、いつものシリアルに混ぜるのも◎
クッキーやパン作りの材料に加えてもいいですね。

種自体にはクセもく、料理に使いやすい素材です。
ひまわりの種の香ばしさを味わいながら、いろいろな使い方で気軽に楽しんでくださいね。

おわりに

ひまわりの種の収穫は、ひまわりが下を向き、茎が黄色~茶色に枯れてきたころに。
手でさわって簡単に取れるころが適期なので、実がよく乾燥するまで待ってみましょう。
冷暗所で保存して来年種をまいたり、栄養豊富なので食用としても楽しんでみてください。

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