生理前や生理中、眠くて仕方がないと感じている人は多いのではないでしょうか。
日中やることはいっぱいあるのに、眠くて眠くて・・本当につらいですよね。
今回は、生理前に眠くなる原因と、眠気を少しでも和らげるために、私もやっている今すぐできる眠気の対処方法をご紹介したいと思います。
生理前に眠くなる原因
睡眠に影響を与えているのは、生理周期によるホルモンバランスの変動。
PMS(月経前症候群)の症状のひとつです。
生理前になると、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌量が増えます。
このプロゲステロンには、眠気を促す働きがあるので、日中眠くなりやすくなります。
プロゲステロンには、一般的な睡眠薬と同じくらい強力な睡眠作用があるのだそう。
また、プロゲステロンには、体温を上昇させる働きもあります。
私たちは眠りにつく時、深部体温が下がっていくのですが、生理前はプロゲステロンの影響で体温が高くなるため、眠りにくくなってしまうのですね。
プロゲステロンの分泌量がピークとなるのは、生理の1週間前くらい。
このころが最も日中眠くなりやすく、強い眠気を感じるのに夜もなかなか寝つけないという状態になりやすいです。
そのほかの原因として、生理前のイライラでストレスがたまり、夜眠れなくなってしまうということもあるかもしれません。
眠気の撃退法
私が実際におこなっている、眠気の対処方法です。
一時的なものですが、気分転換になったり、リフレッシュ効果もありますよ♪
・首のうしろを冷やす
・外の空気を吸い、背伸びをする
・軽くストレッチをする
・目の覚めるアロマオイルをたく
・ガムをかむ
・珈琲を飲む
・あきらめて仮眠をとる
仮眠については、近年、様々な効果があることがわかってきています。
夜の眠りに影響しないように、30分以内の昼寝がおすすめです。
珈琲を飲んでから昼寝すると、カフェインの覚醒効果で、寝過ぎを防ぐことができますよ。
もし時間があれば、無理せず仮眠をとってみてくださいね。
ツボを押して眠気を解消
人の体には、たくさんのツボがありますが、眠気を覚ます効果があるツボもあります。
私も、眠い時に思い出してやっています。
眠気を覚ましてくれるツボ押して、頭をスッキリさせましょう♪
両耳を結ぶ線と、鼻筋のラインが交わる、押すと少しへこむ感じがするところ。
両手の中指の腹で、体の中心に向かってゆっくりとやさしく押します。
このツボは万能のツボで、自律神経系やストレス、不眠にも効くと言われています。
親指と人差し指の骨が交差するところの、少し上にあるくぼみのあたり。
親指の腹で、少し強く、長めに押してみてください。
こちらも万能のツボで、自律神経を整える効果があるそうです。
中指の爪の生え際から、親指寄りの3ミリくらい外側にあります。
このツボも、ちょっと強めに押しても大丈夫です。快眠の効果もあるそうです。
これを数回くりかえします。
1点のツボではないのですが、耳には頭に効くツボが集中しているので、脳が刺激されて眠気が覚めるそうです。
夜の睡眠を大切に
眠気を覚ますいろいろな方法がありますが、やはり一時的な解決方法にすぎません。
生理前の眠たい数日間は特に、規則正しい生活習慣を送り、睡眠の質を改善することが大切。
日中の眠気を少しでも軽減するために、夜の睡眠の質を高めましょう。
まず、朝起きたらすぐに、太陽の光を浴びること。
朝起きて、朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、14時間~16時間後には自然な眠気が訪れます。
私も寝つきが悪くて困っていたのですが、これを習慣づけることで、寝つきがずいぶんよくなりました♪
ほかにも、就寝3時間前には食事を済ませることや、寝る前にパソコンやスマホを見ないこと。
それでも、生理前の眠気はやってくるものですが、「夜眠れないから日中眠い」という状態は避けたいですね。
おわりに
月に一度はやってくる、生理前のどうしようもない眠気。
これはPMSの症状として受け入れて、うまく向き合っていきたいですね。
たとえば、ツボを押して眠気を解消してみたり、あきらめて潔く仮眠をとったり。
なにかひとつでも、あなたに合う対処方法が見つかりますように。