トッキョキョカキョク♪ テッペンカケタカ♪
初夏になると、こんな鳴き声がよく聞こえてきます。
なかなか姿を見せてくれないこの声のぬし。
何の鳥かちょっと気になりますよね。
特許許可局と鳴く鳥の正体は・・・?

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特許許可局と鳴く鳥は?

どこからか聞こえてくるトッキョキョカキョク♪
朝から晩まで甲高く鳴くこの声は何の鳥でしょうか。

この鳥は、夏の到来を告げるホトトギス
5月ごろ、東南アジア方面から渡来する渡り鳥です。

カタカナで書くと、キョッキョ、キョキョキョキョ。

この鳴き声は、室町時代後期から江戸時代にかけて、テッペンカケタカとかホンゾンタテタカなどと聞きなしされてきました。

聞きなし(聞き做し)とは、動物や鳥のさえずりを人間の発音に置きかえたり、意味のある言葉やフレーズに当てはめて覚えやすくしたもの。

ホトトギスの聞きなし
特許許可局(とっきょきょかきょく)
天辺翔けたか(てっぺんかけたか)
本尊建てたか(ほんぞんたてたか)
本尊かけたか(ほんぞんかけたか)

私にはやっぱり特許許可局♪と聞こえますが、
ほかにもいろいろな聞きなしがあるんですね。

警戒心の強いホトトギスは、めったに人前に姿を見せませんが、静まりかえった夜に鳴くことも多いので、耳をすまして聞きなしを確かめてみてくださいね。

ホトトギスってどんな鳥?

トッキョキョカキョクと鳴くのはホトトギスのオス。
なわばりを宣言したり、求愛するために鳴きます。
(メスの鳴き声は、のちほどご紹介しますね)

カッコウ目カッコウ科カッコウ属に分類され、
見た目もカッコウによく似ているホトトギス。
 

出典:M/Y/D/S GRAPHICS(転載不可)

 
頭部と背中は灰色で、つばさと尾羽は黒っぽい色。
白い胸とお腹には、横しまが細く入っています。

目のまわりは黄色く、大きさは全長28cmくらい。
(カッコウは全長35㎝とすこし大きめです)

なかなか姿を見せてくれないホトトギス。
その姿を動画でもお楽しみくださいませ。


お腹のしましまが特徴的ですよね。
ホトトギスの口の中が赤いのも見えましたか?

中国の伝説では、血を吐くまで鳴き続けたため、口の中が赤くなったという話があります。

また、結核を患い34歳の若さで亡くなった正岡子規は、喀血した自分を赤い口のホトトギスに重ね合わせ、ホトトギスの異称である「子規」を雅号にしたと言われています。
 

ホトトギスの性質

ホトトギスは、托卵する習性もカッコウと同じ。
ウグイスの巣に卵を産み、ヒナを育ててもらいます。

そのためホトトギスは、うぐいすが生息している場所に渡来してくるので、ホトトギスとうぐいすの鳴き声は一緒に聞こえてくることも多いんです。

こちらは、ホトトギスのメスの鳴き声動画です。

メスは、ピピピピピピピと鳴きます(0:33~)
ケキョケキョと聞こえてくるのがうぐいすですね。

ホトトギスは、九州より北に多く渡来します。
北海道では、南部のほうに生息しているそう。

低い山や明るい森林などで繁殖しますが、街中でもそのさえずりは聞こえてきますよね。

ホトトギスの繁殖期は、6月から8月ごろ。
繁殖を終え、秋になると、ホトトギスは越冬地の東南アジアへと再び渡っていきます。

おわりに

ホトトギスは、夏の到来を告げる代表的な渡り鳥。
きれいな声でトッキョキョカキョク♪と鳴いていますが、近くでうぐいすの声も聞こえるのは、ホトトギスがうぐいすに托卵する習性があるからなのですね。

鳴き声はよく聞くけれど、なかなか姿を見せてくれないホトトギス。秋になり南へ渡るまで、もうしばらくあの鳴き声が聞けそうです。

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