端午の節句が近づいてくると、色とりどりのこいのぼりが風にたなびいていますね。
青く澄んだ大空を気持ちよさそうに泳ぐ姿は、日本の春の風物詩です。
そんなこいのぼりたち。飾りつけの順番や、色には何か意味があるのか・・
気になったことはありませんか?
今回は、こいのぼりの順番や色について、時代背景とともに、みていきたいと思います。

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こいのぼりを飾る意味は?

江戸時代、武士の家に男の子が産まれると、のぼりをたてて祝う風習がありました。
この風習が庶民のあいだにも広まり、武士ののぼりをまねて鯉を描き、飾ったのが「こいのぼり」のはじまりだと言われています。

鯉は生命力が強く、清流だけでなく池や沼でも生きられることから、
「どんな環境でも子どもが立派に成長し、立身出世しますように」
という願いをこめて、こいのぼりを飾るようになったのですね。

こいのぼりの順番


一般的にこいのぼりは、真鯉(まごい)、緋鯉(ひごい)、子鯉の三匹で構成されています。
そして、その上には、矢車と吹き流しが飾り付けられています。

一番上の大きい真鯉は、黒色のお父さんこいのぼり。
二番目の緋鯉は、赤色のお母さんこいのぼり。
三番目の小さい子鯉は、青色の子どものこいのぼり。

二番目の鯉については、ほかにも説があり、お母さんではなく、二番目三番目ともに子どもを表しているとも言われています。

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こいのぼりの色

昔は真鯉一匹だけだった

こいのぼりの色は、昔は黒色しかありませんでした。
この頃は、黒い真鯉は子どもを表していて、子どもの成長と出世を願うものでした。

明治時代になると、赤色が追加され、真鯉と緋鯉の対であげられるようになりました。
黒い真鯉はお父さん、赤い緋鯉は子ども。というふうに色の意味も変わりました。

現代のこいのぼりは三匹に

さらに昭和時代に入ると、青色の子鯉が加わり、三匹合わせて家族の象徴として飾られるようになりました。
これが現在の「黒い真鯉はお父さん、赤い緋鯉はお母さん、青い子鯉は子ども」という色の意味で定着していきました。

また、こいのぼりが多色化してきた背景には、東京オリンピックがありました。
当時、東京オリンピックの影響を受けた職人さんたちが、いろいろな色の鯉のぼりを作り始めたのがきっかけだそうですよ。

吹き流しにも意味がある?


鯉のぼりたちの上についているヒラヒラしたものは、吹き流しと呼ばれます。
五色の色付けがされていてカラフルですよね。
これは、中国の五行説に由来している「五色(ごしき)」から来ていて、魔よけの意味を持っているのだそう。
病気や悪いことから子どもを守ってくれるように、吹き流しにも願いが込められているのですね。

まとめ

こいのぼりの意味や色、順番は、時代とともに変化してきました。
現代では、基本の黒・赤・青の三色に加え、家族構成に合わせて数を増やしたりと、自由に飾ってよいのだそうです。
確かにこの頃は、ピンクやオレンジ色などかわいい色のこいのぼりをよく見かけます。
このお家には女の子がいるのかな~なんて思って眺めたりしています。

こいのぼりは、時代とともにコンパクト化が進んでいるようですね。
「屋根より高いこいのぼり」は、あまり見られなくなってくるのかもしれません。
今年、こいのぼりを見かけた時には、色や順番を意識して見てみてはいかがでしょうか。

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