柚子やかぼすの仲間の柑橘類、じゃばら。
和歌山県北山村の特産品で、その果汁にはアレルギーの抑制成分が豊富に含まれているとして、数年前から注目されている果物です。
花粉症に効くというじゃばらの成分やその効果、食べ方についてご紹介します。
じゃばらってどんな果実?
じゃばらは、和歌山県北山村の特産品の柑橘類。
もともとは和歌山県北山村から三重県熊野市にかけてが原産で、柚子と九年母(くねんぼ)、紀州みかんなどの自然交配種による、珍しい香酸柑橘です。
じゃばらという名前は「邪気を払う」ということから名づけられ、北山村では昔から正月料理にかかせない縁起物とされてきたそうです。
果汁が多くて種はほとんどなく、糖度と酸味のバランスがとれた、まろやかな風味が特徴。
とは言え、やっぱり酸度の強いじゃばら。果汁だけでなく、飲みやすいジュースやジャム、キャンディなど、食べやすい加工品として多く出回っています。
じゃばらの成分は?
じゃばらの果汁は、ビタミンA・C・B1・B2・ナイアシンといったビタミンがとっても豊富。
さらに、フラボノイドの一種であるナリルチンが豊富に含まれています。
ナリルチンは、柑橘類のなかに含まれている成分ですが、だいだい・柚子・すだち・温州みかん・グレープフルーツ・伊予柑などと比較しても、じゃばらに含まれるナルリチン含有量は断トツで、温州みかんと比較すると約20倍も入っています。
このナリルチンが花粉症などのアレルギー症状に効果があることがわかってきています。
じゃばらに含まれるナリルチンの効果は?
じゃばらに豊富に含まれ、アレルギーを抑制する効果が期待されるナリルチン。
ナリルチンはフラボノイドの一種で、花粉症などのアレルギー症状の緩和作用があるとして、近年注目されている成分です。
岐阜大学医学部の協力で行われた研究では、じゃばら果汁10㎖を毎日2~4週間続けて飲んだところ、すべての花粉症の症状が緩和・改善したという実験結果もあるのだそう。
日本人の3人に1人が悩まされているという花粉症。
手に入りやすい果汁やジャムなどの加工品から、一度ためしてみてはいかがでしょうか?
じゃばらの効果的な食べ方・飲み方
じゃばらは、柚子のような香酸柑橘なので、おもに果汁をしぼって使います。
焼き魚にかけたり、果汁を使ってポン酢やドレッシングを作るなど料理で楽しむほか、皮ごと加工したジャムやパウダーも取り入れやすくておすすめです。
今回は、ジャムを使った効果的な食べ方と、皮の粉末が入ったジュース、果皮をスライスしたパウダーをご紹介します。
ヨーグルト+じゃばらジャム
花粉症対策として、ヨーグルトを食べている方も多いのではないでしょうか。
腸内フローラを整え、免疫を高めてくれる効果が期待できるヨーグルト。じゃばらジャムを加えることで、より効果が期待できます。
じゃばらに含まれるナリルチンは、果汁よりも皮のほうにより多く入っているため、皮ごと食べられるジャムはおすすめの食べ方です。
じゃばら果汁10㎖分をジャムから摂る場合は、一日大さじ2杯のジャムが目安です。
また、ヨーグルトは温めることでさらに効果的になるそう。花粉症対策としてヨーグルトを食べる場合は、温めて食べてみてくださいね。加熱時間はレンジで約30秒でOKです。
じゃばらジュース
ナリルチンとクエン酸たっぷりのじゃばら果汁にハチミツを加えた、はちみつじゃばら。
テレビでも紹介されたそうで、夏はアイス・冬はホットでおいしくいただけます。
100%果汁よりも飲みやすいと、口コミ評判もいいみたいですよ。
こちらには、じゃばらの果皮粉末が入っています。
日本じゃばら普及協会によると、じゃばらの果皮には、果汁の13倍も多くのナリルチンが含まれているのだそう。花粉症などのアレルギー症状の緩和や改善を期待するなら、果汁だけでなく果皮も入った加工食品を摂取するのがより効果的です。
そこでおすすめなのがパウダーです。
じゃばらパウダー
じゃばらの果皮をスライスした、じゃばらパウダー。
無香料無着色で、ナリルチンもたっぷりです。
水やジュース、ヨーグルトに混ぜたり、うどんやそばなど麺類にかけても合いそうですね。
テレビでも紹介され、注文殺到とのこと。
再入荷されたら、私も購入してみたいと思います。
商品についてくわしくはこちらからどうそfa-hand-o-down
楽天【4月3日〜13日お届け予定】じゃばらパウダー
おわりに
和歌山北山村特産のじゃばら。花粉症でお悩みの方には、とっても気になる柑橘ですよね。
果汁はもちろん、果皮にはさらに多くのナリルチンが含まれているので、皮ごと取り入れることで、より効果が期待できそうです。
私も、果実が手に入ったら、じゃばらマーマレードを作ってみたいなと思います♪