
いちごがとっても美味しい季節ですね。
いちごって傷みやすいし、冷蔵庫に保存すると甘くないと感じることってありませんか?
すぐに食べてしまうのが一番だけど、すこしでも長く日持ちさせて、みずみずしいまま美味しく食べる保存方法についてご紹介します。
いちごは日持ちしないもの
そもそもいちごはあまり日持ちしないくだもの。
とにかく鮮度が命です。
朝採りいちごでも、常温で2、3日。冷蔵庫でも1週間くらいしか日持ちしません。
傷みやすくて保存に向かないので、新鮮ないちごを買ってきて早めに食べるのが一番です。
美味しくてみんな大好きないちごでも、時には食べきれないときもありますよね。
それでとりあえず冷蔵庫に入れるんだけど・・
いちごを冷蔵庫で保存すると、甘くなくなってる気がしませんか?
いちごは冷やすと甘くなくなる?
いちごの保存は絶対冷蔵庫!
ってよく言われてますよね。
確かに、いちごは傷むのが早いくだものなので、3日以上保存するなら冷蔵保存がよいかもしれません。
でも、スーパーでは常温で並べられているいちご。
冷やし過ぎたら、甘みを感じにくくなるんです。
これはいちごに含まれる果糖に関係しています。
いちごは果糖が少ないフルーツ
くだものの甘さのもととなっている糖には、おもに、ショ糖、ブドウ糖、果糖があり、くだものによって含まれる割合が違います。
冷やすと甘みが増すくだものってありますよね。
それは、くだものに含まれる果糖の割合が関係していて、果糖を多く含むくだものは、低温のほうが甘く感じるのだそう。
たとえば、マンゴーやりんご、梨、ぶどうなどは、冷やすことでより甘く感じるはずです。
いちごは果糖の割合が少ないくだものなので、冷やしても甘く感じることはありません。
そのうえ日にちが経つにつれて品質も落ちてくるし、乾燥した冷蔵庫の中でみずみずしさもなくなり、「甘くなくなった」と感じるのかもしれません。
いちごは常温保存でもよい?
いちごは冷蔵庫に保存しても、それ以上甘くなることはありませんし、寒い時期だと2~3日程度なら常温で保存できます。
食べる前、30分から1時間くらい冷蔵庫で冷やして食べると美味しくいただけますよ。
私の実家はいちごの兼業農家でしたが、いちごを冷蔵庫で保存することは基本的にありませんでした。冷蔵庫の冷気に当たりすぎると、いちごの色も黒くなって見た目もわるくなってしまうし、水分も抜けて美味しくなくなってしまいます。
ただし、これはいちごの出初め12月ごろから冬のあいだの気温の低い季節の場合。
いちごのシーズンの終わりごろになると、室温も上がり、常温では傷みが早くなってしまいます。春になってあたたかくなってきたら、冷蔵庫での保存がおすすめです。
いちごを冷蔵庫で日持ちさせるには?
いちごを買ってきてパックのまま冷蔵庫で保存すると、水分が飛び味が落ちてしまいます。
また、いちごに水分がついていても、それが傷みの原因となります。
そこで、いちごを保存する方法として、アルミホイルを使うやり方があります。
一度パックから出して水分をふきとり、アルミホイルに包んで冷蔵保存するのですが、アルミホイルを使うことで、冷蔵庫の冷気が直接当たるのを防ぎ、いちごをみずみずしいままで保存することができます。
パックのままで冷蔵保存するよりも、数日間長く日持ちさせることができますよ。
いちごをアルミホイルで保存するやり方
いちごが傷んでしまう原因は、水分と乾燥です。
いちごに水分がついていない状態で、アルミホイルを使って乾燥させないように保存します。
この方法で、10日くらい保存することができます。
いちごがくっついているとそこから傷んでくるので、いちご同士がくっつかないようにすることと、冷気が入らないようにアルミホイルですき間なくきっちりと覆うことがポイントです。
また、いちごは洗うと傷みやすくなるので、洗ってから保存するのではなく、食べる直前に洗いましょう。
おわりに
傷みやすく日持ちしないいちごは、そもそも保存には向かないくだもの。
新鮮ないちごを買ってきたら、洗ってすぐに食べるのが一番ですね。
冷やすとより甘みを感じるくだものもありますが、いちごは甘く感じることはありません。
そのまま冷蔵保存すると味も落ちてしまうので、1週間以上保存する場合は、アルミホイルで水分と乾燥から守ってあげる方法をぜひ試してみてくださいね。