子どもたちの新たな旅立ちを祝う卒業式や卒園式。
大切なセレモニーなので、服装のマナーもチェックしておきたいですよね。
たとえば胸元につけるコサージュ。これってつけないといけないものなのでしょうか?
つけない場合はどうすればよいのか、おすすめの方法をご紹介します。
もくじ
卒業式にコサージュは必要?
卒業式や卒園式に着ていくスーツには、コサージュをつけるというイメージがありますよね。
コサージュってどうしてもつけなくてはいけないものなのでしょうか?
答えは、卒業式や卒園式ではコサージュは必ず必要というわけではありません。
つけないといけないという決まりはなく、マナー違反でもないので、コサージュをつけないという選択もありです。
ただ、卒業式や卒園式に着るスーツは黒や紺などの落ち着いた装いなので、コサージュを胸元につけることで、パっと華やかな印象になります。
そういう意味では、コサージュをつけたほうがよいのかもしれませんが、それでもつけたくない場合、どうすればよいのでしょうか。
コサージュをつけたくない場合はどうする?
お祝いのセレモニーでのスーツにコサージュをつけていないと、ちょっぴりさみしい印象にはなってしまいますね。
そんなときにおすすめなのが、パールのアクセサリー。
たとえば、パールのネックレスをつけたり、胸元にパールをあしらったブローチをつけるのも素敵です。
コサージュは卒業式や入学式以外、あまり使わないかもしれないけれど、パールのネックレスなどは、この先なにかと出番のあるアクセサリーです。
パールもお顔周りを華やかにしてくれますし、卒業式のようなフォーマルで上品さを求められる場にはぴったりだと思います。
フォーマルコーデは皇室ファッションをお手本に
はじめての卒業式や卒園式では、どんな服装で出席すればよいのか、最初はちょっと悩みますよね。そんなときは、皇室の方々のファッションがとても参考になります。
たとえば、皇太子妃雅子さまの卒園式ファッションを参考にさせていただくと、雅子さまは紺のスーツにパールのイヤリングをお召しでした。
秋篠宮妃紀子さまも、卒園式や卒業式ではいつも紺のスーツにパールのネックレスと胸元にブローチをお召しになっていました。
やはり、卒業式や卒園式は子どもたちが主役の厳かな式なので、あまり派手すぎず、パールのような落ち着きのある華やかさがぴったりなのかなって思います。
パールのアクセサリーはどんなものがよい?
雅子さま紀子さまともに、コサージュでなくパールをお召しだったように、卒業式にはパールのアクセサリーはとてもおすすめです。
パールのネックレスをつけるなら、一連でも二連でもOKです。卒業式はお別れの式ですが、新しい門出を祝うお祝いの式でもあります。
華やかだけどあまり派手すぎず、上品でシンプルなものがよさそうです。
ブローチをつける場合も、こぶりのもので、かつ品のあるデザインのものを選んでみてはいかがでしょうか。
パールを上品にあしらったものなど、ブローチ選びの参考になさってくださいね。
卒業式のコサージュ・ブローチは左右どっちにつける?
卒業式などコサージュやブローチをつける場合、左右どちらにつければよいのでしょうか?
コサージュやブローチって、左側につけるイメージがありますよね。
私もブローチはいつも左につけています。
が、コサージュやブローチをどちらにつけるかは、特に決まりはありません。
これは日本人には右利きの人が多いため、左のほうがつけやすく、そのため左の胸元につける人が多いようですね。
右の方がつけやすい人は、右につけてももちろんOK。
また、スーツによって、右につけがほうが美しく見えるときもありますし、コサージュやブローチのデザインによっても右のほうが合うこともあるでしょう。
コサージュやブローチを左右どちらにつけるかは臨機応変に。
ということでよいと思います。
卒業式のコサージュ・ブローチをつける位置は?
コサージュやブローチをつける位置にも、特に決まりはありません。
どちらも胸のあたりにつけるイメージがあるかもしれませんが、より美しく見える場所は?と言えば、鎖骨のあたり。
コサージュは、襟元から離れるほどカジュアルな印象になってしまいます。
卒業式などのフォーマルな式では、顔に近い位置につけることで、視線も上にあがり、首回りがすっきり見える効果があります。
ブローチは、鎖骨よりもすこし下あたりにつけるときれいに見えます。
衿のあるスーツの場合は襟元に、ノーカラーの場合は鎖骨のすこし下あたりにつけるといいですね。
基本は、スーツやジャケットの襟元近くにつけ、全体のバランスを見ながら、つける位置を工夫してみてくださいね。
おわりに
卒業式や卒園式では、コサージュは必ず必要というわけではないようです。
そんなときは、パールのアクセサリーがおすすめ。コサージュに比べて実用性もあるし、上品で素敵なアイテムですよね。
一方コサージュは、あまり出番はないかもしれませんが、華やかさがありお祝いの気持ちや喜びを表現するのにぴったりです。
コサージュもまだちょっと気になる・・という方に、キラキラしすぎない品のあるコサージュを選んでみました。よかったら参考にしてみてくださいね。