入道雲の数え方の正しい単位って知ってる?入道の語源・由来は?

真っ青な空を見上げると、モクモク沸き立つ入道雲。
大きく育った雲の峰々が連なるさまは雄大で、夏本番の到来を感じさせる光景ですよね。
ところで、入道雲の数え方って知っていますか?
雲は、時間とともに変化していく雲の形によって、数え方の単位が変わるんですって。

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入道雲の数え方は?

夏の空と言えば、もくもく育った入道雲。
季節を問わず発生することはありますが、やっぱり入道雲=夏!って感じですよね。

入道雲という呼び名は、実は俗称。
気象用語では積乱雲と呼びますが、入道雲や積乱雲ってどのように数えるか知ってますか?

入道雲を数えるときの単位=座(ざ)  

座という単位は、山を数えるときに使われる単位。
大仏さまを数える単位でもあります。
 

入道雲や積乱雲は、まるで山のように高く沸き立つことから、山の数え方と同じように、一座二座・・と数えます。大きな入道雲は、確かに高い山のようにも見えますね。

ひとつ、ふたつ・・と数えても間違いではないのですが、入道雲の数え方に単位があるなんて、日本語のおもしろさを感じます。

ほかには、どんな雲の数え方があるのでしょうか。

いろいろな雲の数え方

雲は、時間とともに形を変えていきます。
この雲の形によって、数え方の単位が変わります。

雲の数え方の単位
まばらに浮かぶ普通の雲
      ⇒片(へん・ひら)
細かく小さな雲
      ⇒切(きれ)
飛行機雲
      ⇒本(ほん)筋(すじ)条(じょう)
塊のように大きくまとまった雲
      ⇒塊(かたまり)
快晴の青空にわずかに浮かぶ雲
      ⇒抹(まつ)点(てん)

雲ひとつとっても、雲の状態によって、数え方の単位にはこんなに種類があるんですね。

空を見上げて雲を見つけたときには、それぞれの単位で数えてみてはいかがでしょうか。
 

入道雲の語源や由来は?

さて。この入道という名前のついた雲。
語源はいったいどこからきているのでしょうか。

入道とは、仏教用語で仏門に入ることや、力持ちのお坊さんのことをいいますが、入道雲の入道は、妖怪の名前からきていると言われています。


妖怪のなかには、輪入道(わにゅうどう)や大入道(おおにゅうどう)といった、入道と名のつく恐ろしい坊主頭の妖怪たちがいて、これらの妖怪に姿が似ていることから入道雲と呼ばれるようになったのだとか。

もくもく盛りあがっていく入道雲は、まるで妖怪のように見えたのかもしれませんね。

おわりに

入道雲の数え方の単位は、一座、二座。
そのほかの雲にも数え方があって、雲の形によってそれぞれ単位が違うんですね。

 
飛行機雲なんかは、一本とか一筋のほかに、一条という数え方もあるんですよ。

さあ。梅雨があけると、季節は夏本番です。
大きな入道雲がでていたら、一座二座という単位で数えてみてはいかがでしょうか。

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